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佐渡

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半年間すごした佐渡の時間。文化、食事、人、絶景。 ー佐渡は、生活していますー
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佐渡初日の夕陽 #3

両津は他のエリアと比べて「昭和感」が強い。いわゆるシャッター商店街を抜けて佐渡の中心部へ向かう。茶色く錆びたシャッターの殆どは閉まっていて、小路には寂れたスナックがいくつか見えた。 昭和35年、佐度島にはなんと11万人もの人がいた。金山で働く労働者を含めればもっと人がいたことになる。 いまは5万人弱。過疎は珍しくないが、小さな島の中で6万人が消えるというのはかなり違った風景だと思う。 両津から中心部の金井までは何もなかった。というより本島の田舎を走ってるのとまるで同じだった

カーフェリーで佐渡へ向かう #2

カーフェリに初めて乗ったのは2009年ニュージーランド。フェリーに乗ったこともなかったのにハイエースを乗せて渡る時は本当にドキドキした。それからは何度も新日本海フェリーを利用しているが、この佐渡汽船はローカル社風が非常に強い。 山の下埠頭とは違う小さな埠頭で、小さなラインに車を並べてすぐに出発した。飛行機も船の出発時のドキドキが大好きだ、新しい世界に行く気分になる。 おけさ丸 往路はおけさ丸3代目。初代は昭和7年から米軍に襲撃を受けるまで運航していた。 予想通りバブリーな