クラブとして根本から強くなるために。

2024年5月25日土曜日
明治安田J2リーグ第17節
ホーム鹿児島戦
1-1。またもAT被弾。
その場しのぎの対策では昇格は難しい。
生まれ変わる朝が来た。


この日は『「集え!なかまたち」ご招待企画』ということでユニフォームを着ていない人や藤色グッズを身に付けていない人が目立つ一日でした。
流石蹴球都市藤枝。
潜在的なお客さんはまだまだ隠れていることが分かります。
お嫁さんの招待枠を使って今回は観戦です。
ありがとう!!

素敵なステッカーと缶バッジ!サンキュー!

お得に入れた分、いつもより沢山スタグル堪能出来ました!!

ペンギン村さんのハムクロワッサン
明治亭庄兵衛さんのどんまん
明治亭庄兵衛さんのソース勝つのみ
なごみさんのソーセージ盛り。

どれも美味しかったですが『ソース勝つのみ』がタレたっぷりでビールにぴったりの味わい。
優勝間違いなしなので酒飲みの方は是非!🍺

前節豪快ヘディングでヒーローになった山原選手。
今節はメンバー外ですが藤枝には欠かせない存在のシマブク選手。右左両方こなせるのが素敵!

新しく販売されたユニキーホルダーは山原選手とシマブク選手!
ガチャアイテムは他のファンサポーターとの交流にも繋がるので、これからも充実してくれると嬉しいです!



この日は特別指定選手の閑田隼人選手がベンチ入り!
若い力が躍動することに期待します!!

それから川島選手が復帰即スタメン!
梶川選手が離脱してしまっている分、精神的支柱としての役割にも注目です!!


この日は一進一退の攻防を繰り広げる熱戦。
左サイドから切り崩す鹿児島さんと、左右に揺さぶって陣形を動かしていく藤枝MYFC。
前半はどちらも決定的な場面を作れないまま試合が進みます。

後半は鹿児島さんがクロスを放り込み危ない場面が続きますが何とかしのぎ切り、耐えるべき時間帯を耐えきります。
そうすると相手が疲弊しセカンドボールの回収も出来るようになり、自分達の時間を作るようになる藤枝MYFC。
攻撃に厚みを作り、そこからボックス内へ人数をかけることに成功します。
押し込み続ける藤枝MYFC。
83分、ついにスコアが動きます。
CKから大曽根選手の横パスに飛び込んだ榎本選手が華麗にスルー。
そのスルーパスを矢村選手がミドルシュート。
相手選手の間を綺麗に抜けていく美しいゴールで先制に成功します。

(得点シーンは)CKになったときに控えで同じポジションの選手が準備していたので、これがラストチャンスだなと。自分の中でこれを決めないともうチャンスはないなというのがありました。それが結果、ああいうゴールにつながったところは良かったですし、チームとしても用意してきたセットプレーで取れたというのは良かったと思います。

--どんなイメージでシュートを打ちましたか?
上にふかさないというのは意識しましたし、枠に入れれば、誰かに当たって入るかも分からないですし、とりあえず枠にふかさないで入れようという思いで。あとは、「入れ!」と思って打ちました。

J公式矢村選手インタビュー

そこから用意していた交代選手を変更し、守備を固める藤枝MYFC。
このままホーム3連勝が決まると誰もが思った90+5分。
ラストプレーとなるCK、北村選手がボールをこぼすと野嶽選手がそれを押し込み同点に。
藤枝MYFC、土壇場で勝ち点3を逃して引き分けに終わりました。



ただ、クロスへの対応だったり、クリアだったりというところのちょっとしたスキで、2点ぐらいやられていてもおかしくなかったのかなという印象です。ですから、そこの守備の部分をしっかり構築しないといけないというのは、まず雑感ですけども思いました。

J公式須藤監督インタビュー

そんな中でセットプレーから得点を取れたのは良いですけれども、やっぱり逃している、やられていたなというゲームを神様はしっかり見ていて、こんなんじゃ勝てないよねと言われたような失点をしてしまったなと思います。もちろん最後のところのプレーにフォーカスする必要もあるかもしれないですけれども、なぜそういうふうになってしまったかというところのほうが僕は未来があるのかなと感じます。ですから守備のところの確認と、攻撃で複数得点をなぜできなかったのかというところを、しっかり精査していきたいと思います。

J公式須藤監督インタビュー

衝撃的な敗戦に当然ショックを受けましたが、須藤監督の印象としては「内容からすれば勝ち点1でも上等」といったもの。
守備や決定機を逃す甘さを修正しない限りは、このような展開は何度も起こります。
そして、そんな展開を繰り返すようではJ1定着など夢のまた夢です。

--今日も1点止まりでしたが、複数得点を取るためにどんなことが必要だと感じていますか。
前半からもうちょっと自分たちでボール保持する時間を増やしたいと思います。立ち上がりは相手も前から来るので、背後にという意識でいいと思うのですけど、ちょっと時間が落ち着いてきたら、もうちょっと自分たちがボールを保持して、自分たちが何回も攻撃できる状態を作れるようになれば、もっとチャンスが増えるのかなと思います。

--ちょっとボールを失うのが早かったと?
そうですね。前に前にという意識は良いと思いますけど、そればっかりになって、また失って相手からカウンターを受けてみたいな形も多かったので。そこで自分たちのやりたいことができなかったのかなと思うので、遅い攻撃と速い攻撃の使い分けというのをもっと大事にしたいです。

J公式平尾選手インタビュー

「現代サッカーとポゼッション」という課題に取り組んでいる藤枝MYFC。
2023年シーズンとは明らかに変化したJリーグのスタイルと藤枝MYFCのフィロソフィーの兼ね合いに苦労しているのが手に取るように伝わってきます。
この壁を越えなければ次に進むことは出来ません。
資金力が乏しい中、何とか今の順位を保っているのはそれぞれの人材が必死に課題へと取り組んである証でしょう。
しかしながら、資金力が足りないということはありとあらゆる面でビッグクラブとの差が広がっていきます。
だからこそ、その課題に対しての取り組みをもっと発信していくべきです。


藤枝MYFCの持つ武器は数多いですが、その中でも特に強力なものは「街の持つ歴史」にあります。
藤枝東や藤枝明誠、藤枝順心に藤枝市役所。
全国にその名を轟かせる藤枝サッカーチームは藤枝MYFCだけではありません。
そして、そこに誇りを持つ藤枝市民も多いです。
「サッカーの街藤枝」で生活する人々に対して、もっともっと藤枝MYFCの魅力を発信し、より多くのファンサポーターを獲得する機会を創出することが現状を打破するポイントになる。
そのためには上辺だけを取り繕って紹介するのではなく、クラブが抱える問題すらも生々しく表現していくことが必要になります。
藤枝市民のサッカーリテラシーを信用し、藤枝MYFCの内側にある“熱”を発信することで多くの人の心に“伝播”させることが出来る。
もちろん、それをするためには更なるスタッフの雇用をしなければいけません。
そして、そのスタッフの力量も高いものが求められます。
難しい課題かもしれませんが、サッカーに関しての見る目が厳しい藤枝市民の心を動かすためには、其れ相応の投資が不可欠。
クラブと藤枝市の絆を深めるために、もっと深くもっと熱いエンターテイメントを発信するんだ!


勝ち点3を勝ち点1にしてしまうクラブ。
それが今の藤枝MYFC。
だとしたら、我々は強くなるしかない。
内面から沸き出る情熱があるならば、それを表現しなければ駄目だ。
須藤監督が提唱する『ハイエナジーフットボール』を体現するのは選手達だけではない!
サッカーの持つ力を藤枝MYFCに関わるすべての人が信じて!
やり抜こう!

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