いつまでも同じままではいられない。
明治安田生命J2リーグ第27節
藤枝MYFC対ツエーゲン金沢
1-1
「変わる」ことは怖いことだけど、10年先にそのチャレンジを受け止めてくれる人がいるくらい努力出来ればきっと大丈夫。
この日の試合はとても大切な用件が出来たのでキックオフ寸前でスタジアムを後にしました。
試合が始まったあとのスタジアムの外はのんびりスタグルを食べている人、飲みながら談笑している人、煙草を吸っている人などが沢山居て普段では見ることの出来ないスタジアムの顔を知ることが出来ました。
「試合を見ずともスタジアムを楽しむ」
目から鱗の新発見だったし、凄く自由で良い光景だと感じました。
そして、外から聞こえる歓声の凄さ!
特にゴールが決まったときの声量は人間の持つエネルギーを全身でビリビリと感じるほどで、途中退席は正直残念でしたが、こうしたスタジアムの素晴らしさを知ることが出来て嬉しかったです。
後半からDAZN観戦。
大切な1点を魂のプレイで防いでいた藤枝MYFCでしたが、試合終了間際にセットプレイから同点に追いつかれて悔しい勝ち点1という結果に。
スタッツを見ても「ボール保持を諦めない」という藤枝MYFCのフィロソフィーを守ることが出来たとは言い難い内容でした。
ツエーゲン金沢の持つチーム力と「絶対に降格は免れる」という強い意志が篭った凄まじいインテンシティがそこにあり、小野原選手の完璧なヘディングが何よりもそれを物語っていました。
そのため、むしろ負けなくて良かったという気持ちすらあります。
しかし、逆を言えば「それだけ勝ち点にこだわった試合だった」ということも出来るでしょう。
残留圏内と言われる「勝ち点42」というラインに達していない全てのチームがPOと降格の狭間で戦っている混沌のJ2リーグにおいて、今年昇格したばかりの藤枝MYFCが迷ってしまうのも無理はありません。
「哲学を捨てて得た勝ち点」をサポーターがどう受け取るか。
もっと踏み込んでしまえば、「哲学を捨ててでも勝ち点をサポーターに届けたかった」チームの想いをサポーターがどう受け取るか。
そんな想いを抱いていると、藤枝駅前の納涼祭に出店している藤枝MYFCブースに久保選手と榎本選手が出演というアナウンスが!
両選手のファンであるお嫁さんを連れて(むしろ引っ張られて)会場まで行くと、沢山の人、人、人。
大行列を捌いていたスタッフの方々本当にお疲れ様です。
両選手も笑顔で対応していただき感謝しています!
僕達が列の最後だったのですが、その後水野選手と岡西選手が乱入して「ファンサービスを受けに来たサポーターコント」を始めてビックリ!
藤枝MYFCのチームの雰囲気の良さを改めて感じた一面でした。
この日はゴール裏で顔を見たことがある人だけでなく多くの人達が藤枝MYFCグッズを身に付けており、「Jリーガーは地元のヒーローなんだな」と改めて認識。
また、それだけでなく多くの藤枝MYFC選手がお祭りに参加し自主的にファンサービスをしていると聞きました。
現に僕も岡西選手と水野選手が沢山のサポーターにファンサービスをしているところを見ました。
試合やトレーニングで疲れているにも関わらず長時間無償でファンサービスを笑顔で行なっているすべての選手の想いに胸が熱くなりましたし、この想いに応えなければ嘘だろ。
「勝ち点の積み重ねだけが残留へ繋がる道」
「内容の積み重ねだけがビッグクラブへ繋がる道」
様々な意見がファンサポーターの間でもあるかと思いますが一度でもファンサービスを受けたのであれば、その想いを忘れず共に戦いたい。
ファンサポーターは応援することしか出来ない存在だからこそ、「共に戦う」。
カオスへ向かう後半戦に恐れを抱いていましたが、納涼祭でのファンサービスに非常に胸が震え、滾りました。
渡邊りょう選手という強力な武器を失いながら後半戦に挑む藤枝MYFC。
「補強は?」「戦術は?」と不安になる気持ちもありますが、最終兵器は自分だ。
サポーターが奮起して絶対的エースの穴を埋める!
全試合参加出来なくても!
ゴール裏に居なくても!
声援を送ることが出来なくても!
試合観戦出来なくても!
勝利のために出来ることはきっとある!
矢印は全て自分に向けて俺達の藤枝MYFCに勝利を届けるぞ!
最後に、渡邊りょう選手。
セレッソ大阪でもゴールへの嗅覚と冷静極まりないワンタッチシュートで大活躍してください!
そして、日の丸を背負った姿を僕達に見せてください!
そして、いつの日かどんな形でも良いので藤枝へと帰ってきてください!
今まで本当にありがとうございました!
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