とあるコロナ感染者隔離施設での勤務

とある標題施設で勤務した。

そこでのスケジュールや気づきをざっくりと記す。

この情報が社会貢献に活かされることを望みます。

スケジュール

8:20 出勤
8:30〜申し送り事項確認
8:45〜入所者の質問対応

※※※※※防護服着用※※※※※

9:30〜新規入所受け入れ・案内
10:30〜在所者の昼食配達、ゴミ箱交換

※※※※※防護服脱衣※※※※※

12:00〜在所者の質問対応

※※※※※防護服着用※※※※※

13:00〜退所者案内・見送り
14:00〜退所者利用部屋の片付け

※※※※※防護服脱衣※※※※※

15:30〜翌日の入・退所者の確認、在所者の弁当手配
16:00〜在所者の質問対応

※※※※※防護服着用※※※※※

17:00〜在所者の夕食・翌朝食の配達、ゴミ箱交換

※※※※※防護服脱衣※※※※※

18:00〜申し送り事項の整理、片付け、在庫確認
19:00勤務終了

気づきをパラパラと

・入所者は、軽症感染者につき、一見ピンピンしている。
→街中に潜在感染者はウヨウヨしている。他人との接触は厳に気をつけること。

・在所者の金銭負担は原則なし。
特例として、解熱鎮痛薬等の一般的な薬を処方された際は自己負担(保険適用あり)。もちろん、飲食代不要。
→手厚い。

・在所者の「入所してやってる感」を感じる。
→たまたまそういう在所者ばかりだったのか?
だとしても、、、何も言えねー。
要求を何でもかんでも飲まず、モンスター化する前にこちらのペースに合わせさせるようにすること。

・在所者の味方!Wi-Fi!
→これがある無しでは随分と過ごし方が違う。故に、接続できない場合は、気が狂ったようにキレてくる。Wi-Fiの接続方法や注意事項は予め細かく確認しておくこと。

・平均滞在日数は、14日前後
→検査を2回パスしないと退所できないシステムが採用されており、1回目の検査を入所から短期間でパスできないとなかなか退所できない。直ぐ出られると期待させないこと。

・近隣住民の理解は得にくい。
→対岸の火事はウキウキするが、その火事がいざ近くて発生すると全力で反対してくる。これが多くの市民感情。そらそうか。地価が下がる等と、かも知れない話をやたらと強調し、それをとことん主張してくる。どこまで行っても平行線のため、ある程度は無視すること。埒が明かない。

・防護服は脱衣時が最も重要
→汚染エリアに入るため、防護服の外側にはウイルスが付いているイメージを常に持ち続けないといけない。うっかり防護服の内側を触ろうときにはこちらが感染リスクが爆増する。脱衣時は介助者をつけるべし。落ち着いて、ゆっくりと、確実に脱衣すること。

・防護服着衣中は蒸風呂状態
→N95マスク(最も捕集しにくいと言われる0.3μmの微粒子を95%以上捕集できることが確認されているマスク)で凄く息苦しい。ゴーグル内が曇るため、時間の経過ともに視界が悪くなる。汚染エリア内での視界不良はとても恐怖を感じるため、用事は短時間で済ませること。

・在所者のネットショッピングに手を煩わせられる
→荷物の受け取り、荷物の配達にスゴく手間がかかる。可能ならば、受け取り拒否又は受け取り時間を限定する等で無法地帯化しないこと。差し入れも同様。

以上。兎に角、一刻でも早く終息することを祈る。
社会を構成する一員であることの自覚と責任を持ち、自分の身は自分で守ることに尽きる。

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