見出し画像

第四回 メタバースはインターネットに代わるものではないですよ

世の中で、メタバースが話題になり始めて多くの方々が解説記事やYouTubeをあげていらっしゃいます。色々なものがあって私も楽しくビジネス上読み漁って(YouTubeの場合はなんというのだろう?)います。話題になり過ぎて、コピペのようなものまで最近では出回っていてコピペも全て読むことになってしまっています(笑)

コピペのようなものや少し前に書かれているものにはおおまかに特徴があります。それは、メタバースをインターネットと並べているところです。インターネットの代替がメタバースみたいな書き方になっているものが多かったです。そのような論理展開にするからメタバースが昭和世代には分かりづらくなってしまうのです。どのように違うのかをお話していきましょう。

これまで私達昭和世代は様々なものが時代によって効率化され変化していくところを目撃し、実感してきました。例えば、レコードなんて本当にそれでしょう。レコードはさすがに私も小さい時ですが、レコード屋さんでレコードを購入して大きなレコードプレーヤー付ステレオ(平成後期の子供達はステレオをたぶん知りません)で再生するというものでした。その後現れたのがCDでした。初めて音楽がデジタルになったのがこの段階なのでしょうか。進化は大きさがコンパクトになったのと音質が高くなったようです。その後、更に小さくなったMDが開発されました。大きさも音質も更に進歩したのですが、人気も需要も低空飛行で終わり、最大の技術革新が起こります。それがミュージックダウンロードです。みるみる市場拡大して現代の子供達は「タワーレコードって何売ってるところ?レコードだけ売ってて商売になるの?」レベルです。ダウンロードでレコードはほとんど要らなくなったということです。

では、メタバースがあればインターネットは要らないのでしょうか?そこは違いますね。メタバースもインターネット上のサービスであり、インターネットなしでは存在すらしないものです。では、メタバースは何に代わるのでしょうか。そうです、現在繁栄しているSNSです。メタバースは現状のSNSに代わり、コミュニケーションの中心になると言われています。なのでFacebookは社名を変更してまでその時代の変化に追いつこうとしているのです。今のうちにメタバースに投資してその業界でのプレゼンスを確立しているおくことによって将来のコミュニケーション系ビジネスを牛耳るつもりなのです。

つまり、メタバースはインターネットに代わるものではないということは昭和生まれの私達も頭に入れて今後起こる事象に対応していくとスムーズな判断ができるのではないかと思います。しかもインターネットとメタバースはレイヤー(階層)すら違うのです。あえて、インターネットと同階層のものを現代社会で挙げるとするならば、やはりブロックチェーンでしょう。その証拠にそれぞれの功績は、インターネットは情報を平等にフラット化しました。同様にブロックチェーンは経済活動を平等にフラット化するものなのです。このイメージをもって、ブロックチェーン、メタバースと触れ合うと理解がかなり違うものになるのではないでしょうか。さあ、みなさんも怖がらずに新しいコミュニケーションの世界へ入っていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?