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スペーシアX 乗ってないけどレポート
はい、どうもシークワーサーです。
今回は、ついに、ついに、ついについにデビューとなった、
東武鉄道の新型フラッグシップ特急
SPACIA X (スペーシアX)
2023年7/15日デビューとなったので、運行開始の初日に行かないオタクがいないだろ、
ということで、予定やチケットの競争率の関係上、乗ることはできませんでしたが、
春日部駅の下りの発車に立ち会うことができましたので、その様子や、私が感じたスペーシアX、またスペーシアXのすごい点をお伝えします。
①スペーシアXの運行日初日の印象
上にも書いた通り、私は春日部駅で見送りました。
春日部駅といえば、高架化工事が進行中ですが、まだまだ駅舎はかなり昔のもののまま。
石で作られた床、古めかしい屋根。
そして、特徴的な白を纏ったスペーシアXが入選します。
私は動画を取っていたのですが、存在感、六角形の窓と、コックピットラウンジの電車ではない、ホテルのロビーのような今までになかった雰囲気。白というシンプルな色なはずなのに、圧巻され迫力がある不思議な感覚。
![](https://assets.st-note.com/img/1689429319414-rr2EYVzZQj.jpg?width=1200)
そして、側面の表示器のLCDにも圧巻。映像が流れるディスプレイ式だとは知っていましたが、いざそれを生で見ると、異次元。
スペーシアXのロゴのアニメーションがかっこよすぎる。
色々なものが組み合わさり、私は震え上がりました。
電車で震え上がる経験なんて、普通はないです。
特に私が東武鉄道のファンであることもそうなんでしょうが、あまりにも最先端と高級感、そして登場初日なのに、「貫禄」がある。
そして、到着時に流れる、側面の映像。座席の紹介がされています。いや、側面の行き先表示器に映像が流れるなんて。
すこし移動して、ロゴのある号車の前に行きました。
とんんんんんんんんんんでもなくかっこいい。
スペーシアXの為に開発したフォントのロゴが、かっこいい。かっこいい。かっこいい。細字なのに、マジでかっこいい。
語彙力なくなるかっこよさ。
![](https://assets.st-note.com/img/1689429354714-Jizk8UwZIr.jpg?width=1200)
画像では伝わりにくいですが、
実物はかなり迫力とかっこよさがあります
春日部駅の古めかしさと、Xの革新さと「貫禄」によって、もう脳がごちゃごちゃになって、令和なのか、昭和なのか、はたまたその先の未来なのか。
興奮してるのも相まって、もうわけがわからない感じに。
そしてブレーキの解除音とともに、フルSICVVVFインバータの音が響きます。
最後まで圧巻されながら、「ああ、東武鉄道すごい車両つくったな」という印象のまま、私も帰りました。
②多面的に「釣り合った」特急
どういうこと?となりますが、以下の通り。
バラエティに富んだ座席のお陰で、色んな層が楽しめる。
日光鬼怒川の観光業の促進。
車両整備等のコストカット。
この3つが挙げられると思います。
・バラエティに富んだ座席のお陰で、色んな層が楽しめる
今回のスペーシアXは、様々な種類の座席があります。
スタンダードシート、プレミアムシート、ボックスシート、コンパートメント(4人用個室)。
それに加えて、前面展望が楽しめる、まるで高級ホテルのラウンジにいるかのような空間の、コックピットラウンジ。
そして今回の大目玉、7人用個室で前面展望も独り占め。コックピットスイート。
6両でギュッと敷き詰めた感がありますが、いやいや、これがちょうどいいんですよね。
色んな需要や、世代をターゲットにできる。
スタンダードは学生でも、一人でも多くても楽しめますし、プレミアムシートや小金持ちのサラリーマンや、シニア夫婦の旅行に最適ですし、ボックスシートやコックピットスイートは家族連れ、カップル等に。
コンパートメントやコックピットスイートは大人数や、三世代で楽しめる個室です。
しかも値段設定が絶妙。
シートによってターゲットが違い、しかも手の届く料金設定。(まぁかなり破格だと思いますけど)
「量」や「速さ」ではなく、「質」が問われるこの時代に沿った、ちょうどいい特急を作った印象があります。
これが最初。
・日光鬼怒川の観光業の促進
お次はこれ。
ここはサラッと。
色々なメディアに取り上げられたり、それに加えて色んな企画を行って、Xに乗る人が増える。そして日光鬼怒川に行く人が増えて、落ち込んだ観光需要を取り込む事ができます。
・車両整備等のコストカット
最後。
え?と思われる方もいらっしゃると思いますが、うまい具合にコストカットしてるな、と。
例えば、連結器。
スペーシアXで併結なんて絶対するわけない(前面展望を売りにしてるから)のに、電気連結器があります。
100系スペーシアは連結器が隠れるデザインになってますが、Xは丸出しなのは、メカニックな印象を与えてしまうため、あえて出してるとのこと。
まあでも、併結しないのに電気連結器つけているなんて、違和感を感じますよね?しかもあれって高価ですし。
逆にコストかかってる?と思いますが、おそらくリバティとの関係にあります。
リバティは併結分割を活かしたフレキシブルな輸送ができる万能な特急です。今3×17編成います。特急車両の在籍数で言えば、大多数がリバティになっています。
そう、共通のものを使えば、代替がすぐ持ってこれるし、たった4編成しか作らないXの為に共通じゃない物持ってきても、何十年か経って、製造メーカーがその部品を廃盤にしたら、部品調達に面倒がかかりますし。
大多数いれば、予備部品もメーカーのほうも長年製造してくれますし。
ブレーキもそうですし、揺れを防止する装置も同一のものを使ってるとのこと。ドアエンジンも同一のものを使っているようですし、車両情報管理装置もT−TICSのリバティと同一のものを使用してます。
床下の方は、全然情報がないですが、おそらくSIVや台車も同一のものを使用してるのではないでしょうか。
③まとめ
コロナ前から計画されていた、新型フラッグシップ特急。
当初は地下鉄直通だとか、計画廃止になったなど言われていましたが、東武が社運をかけてつくった、スペーシアX。
これからの30年を担う日光特急を見ることができて、そして日本の最先端を行く東武の伝統の豪華で誰でも乗れる特急が30年越しに登場し、お祭りムードですね。
受験終わったらのりてー。
みなさんも、乗られてはいかがでしょうか。
それでは。
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