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青空に舞い上がるバルーン&シードペーパー

ある小学校の150周年記念の式典で、校庭からシードペーパーを付けたバルーンが飛ばされました。

青空に舞い上がる色とりどりのバルーンの紐には、メッセージが書かれたシードペーパーの丸いタグが付いています。シードペーパーは植物にタネが漉き込まれたリサイクルペーパー。ひと晩水に浸して土に埋めると、数日後には芽を出し、花を咲かせます。今回はカモミールのタネが漉きこまれたものです。バルーンを飛ばす前に、そんなシードペーパーのことを説明すると、保護者や生徒たちから驚きや関心の声が多数上がったそう。
ちなみに、バルーンは日光や水によって分解される100%自然素材のラテックス=天然ゴムだそうです。
空に向かって舞い上がっていった色鮮やかなバルーンは、やがてシードペーパーとともに地面に落ちます。たどりついた環境にもよりますが、雨によって濡れ、芽を出すでしょう。花を咲かせる様子を目にした人は、誰もシードペーパーからの花だとはわからないかもしれませんが、想像しただけで心が温かくなります。タネを乗せたシードペーパー付きのバルーン。どこまでも飛んでいって、多くの人の笑顔につながりますように

青空高く飛んでいくシードペーパー付きのバルーン


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