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時空を超える愛

そぼ降る雨の中を

ひとりそぞろ歩く

遠くに見えるビル群が

霧に煙り霞んでいた

天から降る無数の水滴が

僕の頬を濡らす

君は今どこに

小雨の中

君を求め彷徨う

僕の魂は

遥か数百キロの距離を超えて

君の家の玄関に辿り着く

僕はそのドアを開けて

おはよう、と挨拶をする

出迎えた君は

驚いた顔で僕を見る

「来ちゃった」と笑う僕に

君は微笑んで

手を差し伸べる

この愛は永遠

不滅のふたつの魂を繋いで

来世へと導いていく


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