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人が子を産んで育て,メダカがたまごを産むのは,何のため?

上の子(小5)が持ち帰った理科のテストに、こんな設問があった。

人が子を産んで育て,メダカがたまごを産むのは,何のためですか。

娘の書いた答えは「メダカは、もともと育てなくても、もともとあった本能で生きていけるけれど、人間は、周りの人たちに教えてもらったり、なにかを見たり聞いたりしないとできない(育っていけない、いきていけない)から。」だが、これがバツだという。

赤で書かされていた正しい答えは「子孫を残すため」。

うーむ。まあ、それはそれでわかるのだが、しかしそれだと、人のほうが単に「産んで」ではなく「産んで育て」になっていることの説明がついていないのではないだろうか。

娘には「そうだね。こう答えないと”育て”の説明がつかないもんね。うちが採点者ならマルつけたと思うな」と伝えたが、くわえてFacebookで友人知人らに伺ったところ、ざっくりと以下のような意見が得られた(適当に集約)。

・何のためかを問うているのでこれだとバツ(なぜかを問う設問だったらマルかも)
・メダカは産むまで、人間は育てるまでが子孫を残すための行為に含まれるので、こういう設問文になったのだろうが、ややこしくなっていることは確か
・答えから逆算すると人のくだり自体すべて余計


特にオチのある話ではないのだけれど、とりあえず個人的には、表現の問題なんだし、こんな長く考えて書いたんだから△くらいくれよとは思った。

(本記事は拙ブログ ネコメシCEOブログ からの転載です)


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