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【会見の実施で悩む広報必見】コロナ対応の記者会見で、多くのメディアに取り上げられた秘訣。

こんにちは。セキュアの広報です。
セキュアは、「AI x セキュリティで新しい価値を創る」を基本理念に、オフィス、小売、工場等に向け、顔認証技術やAI画像解析によるセキュリティソリューションの開発を手掛ける企業です。

セキュアは4月13日に、報道関係者の方々をお招きして、新サービス発表を行いました。
どんな内容かというと、セキュアが開発した未来型AI無人店舗「SECURE AI STORE LAB 」を活用し、小学館DIME、丸善ジュンク堂書店が手を組んで、新宿住友ビルに無人店舗をオープンするという発表内容です。

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この店舗、入店前に顔画像とクレジットカード情報を入力すると、手ぶらで商品を持って退店するだけで決済まで完了できるという、来年20周年を迎えるセキュアがこれまで培ってきたAI×最新技術が各所に散りばめられており、これまでにないお買い物体験ができる場所なのですが、詳しくはこちらの記事で紹介していますので、ご覧ください。


【@DIME】最先端の買い物体験ができる未来型AI無人店舗「DIME LOUNGE STORE」が東京・新宿にオープン
https://dime.jp/genre/1121366/

テレビやwebなど多くのメディアに取り上げた秘訣を公開

大手出版社である小学館様と、有名書店が最先端の店舗をオープンするということで、この会見により、WBS、Nスタ、はやどき!、めざましテレビなどの報道番組だけでなく、yahoo!ニュースや、IT、テックメディアに多く取り上げていただきました。

コロナ禍で、会見をオンラインに切り替えたり、オンラインとオフラインを併用するなど、各社さん対応に追われているかと思います。

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セキュアも現在、絶賛広報体制強化中なのですが、今回の会見では、予算を抑え、コロナに対応し、最小人数で、いかに最大限の効果を出すかを念頭に実施しました。
いくつかポイントを共有させていただくので、広報のみなさんにとって、少しでもご参考にしていただけるところがあれば嬉しいです。


コロナ禍でのリアル会見を敢行した背景

今回は、「体感型店舗」ということで、どうしてもリアルで開催する必要がありました。

【対策】
・同日にリアルでは3回実施(各回4社まで)
・オンラインでは1回実施

【当日の体制】
合計2.5名
・ディレクター兼メディア対応1名
・司会兼誘導係1名
・資料印刷& 運営サポート0.5名

実は、回数を分けて行うことは、思わぬメリットがありました。
一回あたり最大でもメディアが6名程度だったため、スタッフの数が少なくても充分対応できたという点です。
トータルの時間は長くなるので、大変な部分はあるものの、1回目が問題なく終われば、2回目3回目は登壇者の方々もスタッフもリラックスしているように思えました。

会見は基本的に一回というのが通例ですので、メディアから「発表情報の公平性は?」などの問い合わせがあるかしら、と思っていたのですが、そのような意見は一つもありませんでした。

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事前のメディアとの打ち合わせ

個別メディアプロモートは、およそ1ヶ月前から実施します。どうしても来てもらいたいメディアさんへは、ご案内ができていなくとも日程を仮で抑えてもらいましょう。(公開前の情報にはくれぐれも注意!)
開催近くなってくると、テレビメディアも本腰を入れて検討し始めます。

テレビは、問い合わせが来たところがチャンス!撮れ高はあるか?どのポイントがロケ実施の材料となるか?を、打ち合わせしましょう。なぜなら、問い合わせてくれた方は、そのポイントをもって編集会議にかけるからです。

テレビの方は、時間がありません。電話口も早口のことが多いですw

発表内容に関する質問が出たら、その場で答えられる限り返答するようにしましょう。具体的な数字など聞かれたら、社内で確認してすぐに返答してあげるようにしましょう。
鉄は熱いうちに!あんまり待たせると、次のネタに移ってしまいます。
今日の放送枠を決めなくてはならないニュース番組のディレクターさんの手の上には、自社以外の玉がいくつか乗っているということを意識しましょう。


案内を見て、会見前日にお電話をくれた某キー局のディレクターさんとは、電話で数分打ち合わせし、

D:「うーん、今「無人店舗」増えてますし、それだけじゃちょっと弱いんですよね〜」

セキュア「博報堂さんやマイクロソフトさんとのコンソーシアムも同時発表なんですが・・・」

D「うーん・・・」

セキュア「誰でも入れる場所で、マスクしたまま顔認証決済が行える店舗は他にはないんですけど・・・」

それだ!日本で初めて、マスクをつけたまま顔認証し、決済までを実施できる無人店舗!これでいきましょう!」と、最終GOをいただくことができました。
一つの発表内容でも、どのポイントをニュースとして報道したいのか、どのポイントが視聴者に伝わりやすいのか、メディアの特徴によって変わります。
特にテレビの方には、広報直通の携帯を教えてあげるとより親切です。


リハは当日朝に最終確認

今回は、小学館様、ジュンク堂様に登壇していただくため、関係者のみなさんに開始1時間前までに集まっていただき、当日の流れや立ち位置を確認していただきました。
今回はセキュアのショールームを利用したため、会場費はゼロ。お財布に優しいだけでなく、何かあったらすぐ対応できるという安心感があります。

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テレビ番組はテレビを見ている


会見当日の数時間後にはニュース番組で放映され、おそらくそれを見た他のテレビ局からまた問い合わせが入りました。こうなると報道されてはまた問い合わせ、報道されては問い合わせ、の好循環の状態になります。


オンライン会見は50分に抑えるとベター


これはメディアの方からご意見をいただきました。最近はオンライン会見のみ参加するという記者の方も増えてきたように思います。
50分であれば、1時間後に行われる会見にも参加できるということで、必ずしも縛られる必要なないかと思いますが、要点をまとめてできるだけコンパクトに実施するようにしましょう。

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まとめ


状況に応じて、どう対処していくか。
これまでに対峙したことがなくとも、状況に応じた広報の対応が求められますが、感染対策をした上であれば、リアルでの会見もメディアの方々に足を運んでいただけるということが分かりました。

というわけで、今の状況においては、ベンチャー企業においてリアルでの会見実施は「有り」だと、個人的には思います。


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