韓国軍「国防AIセンター」を創設 科技情通部と協定も(20240402)

韓国・国防部は3月30日、大田市に所在する国防科学技術研究所(ADD)に「国防AIセンター」を創設し、4月1日に創設式を行なった。

韓国軍機関紙「国防日報」は1日、式典に参加した申源湜(シン・ウォンシク)国防大臣が「国防AIセンターの発足は科学技術強軍建設を加速するための礎石」であり、「人工知能基盤の革新的な先進戦力を確保し、力による平和を実現する圧倒的な国防力を建設する」と訓示したと伝えた。

この国防AIセンター創設は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が進める軍の改革政策「国防4.0」に基づくもので、人工知能(AI)に関する技術開発の前周期を総合的に支援する研究開発(R&D)組織となる。

特に、国防AI事業の企画管理、関連規則の整備、AIの開発及び独自技術開発を行うと見られ、センターは民間研究員と専門性を備えた現役軍人で構成される。

また、国防部は式典にあわせて、科学技術情報通信部と国防科学技術分野での協力強化のための協定を締結した。今後、両省庁でAI、半導体、宇宙、サイバーなど全領域作戦に必要な科学技術分野での協力が強化される。


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