茂原街道の大判焼きと入梅鰯ライド【九十九里】

せくたむさん👼

2024年6月10日 20:59

　ソロで走りに行くとき、寄るところを決めてガッチリルートを引いて走る事もありますが、だいたいの方向や目的地を決めただけでルートや寄り道は走りながら考える事も多いです。今回はそんな感じ。

　2024年6月8日。この季節に旬を迎える入梅の鰯を食べに、九十九里へ行って来ました。

　鰯の刺し身、好きなんですよね。「九十九里で鰯が食べたい」を目標にひとまず湾岸へ向かいます。

　湾岸の海浜大通りは路肩が広くて走りやすい。ふと思いついて今日はスタジアム側に渡ってみます。

　湾岸から茂原街道に入り茂原を目指します。何度も走った道なので、ルートを引いてなくても問題なし。

　特に寄りたい所も撮りたい景色も無いので進みが早い。またしても大分からあげのとらいさんは開店前。9時半過ぎには茂原についてしまいそう。どうするかなと思ってた私の視界に、あのお店が入ってきました。

大判焼き、たこ焼きの幟が何本も立っています。店構えと全くマッチしていない。おまけに紙に手書きのメニューがあちこちに貼ってある。

「大判焼き100円」
ん……
100円〜〜〜〜〜？

100円ならしくじっても悔しくないか。通過してしまったのをわざわざ戻って、恐る恐るお店に入る。

　どう見ても大判焼き屋さんには見えない。お店の人もいない。勇気を振り絞って「すみません…」と声をかけたら奥から店主が。なるほど、奥に大判焼きの鉄板がある。どうやら大判焼き製作中だったらしい。
　話し好きの店主が「今ねぇカスタード作ってるところで、小豆なら出来立てだよぅ」とのこと。小豆が食べたかったのでちょうど良い。「そこ座って食べていいよぅ」と言うのでアンティークを眺めながら頂きます。

　うまい…こんなに怪しい感じの店構えなのに凄くうまい。できたてサクサクで、甘さが控えめ加減が私には凄くツボる。そもそも、大判焼きってあまり好きではなかったけど、今なら分かる。今まで食べてきた大判焼きは甘すぎだったのだ。甘すぎるあんこが充満してるのが苦手だったのだ。ここのは程よい。実に丁度いい。
100円なので危うくおかわり頼んでしまうところだった。ごちそうさま(^^)

　さて、大判焼きを補給してもまだ時間があるので太東埼灯台にでも寄ってみるか。新しくできたモニュメントを拝んでないし。

　ここで私はひとつの読み違いをする。
私の脳内マップでは、茂原のすぐ隣が一宮、そのすぐ隣が太東となっているが、実際は「すぐ隣」ではないのだ。

　久しぶりの房総なので、睦沢経由で太東にアプローチする事にする。

　ときがわ町や都民の森など走った後なので、低い丘陵しかない景色が千葉っぽいなぁとか思いながら太東埼灯台を目指します。ん〜結構遠いぞ。

太東駅を過ぎ灯台への結構な斜度の坂を登って到着です。

　灯台まで来るのに予想以上に時間を食ったらしくもう11時半でお昼に九十九里どころの話ではない。腹が減った。実は灯台の坂に入る前に既に腹が空いていたのだ。

　九十九里は諦めてこの辺りでお昼にするか。
既に頭の中は鰯の刺し身一択なので「海鮮」で検索する。

伊勢海老天丼2500円。
今食べたいのは伊勢海老ではない。

アジフライ。それは先週食べた。

前週食べた銚子の吉原食堂さんのさかなフライ定食。
美味しかったしコスパも良かった。

ムムム、この辺ではみつけられないぞ。
照りつける太陽の下、トリビエさんの隣で汗を垂らしながら必死に検索する緑のおじさん。

　腹はどんどん減ってくる。だめだ見つからない。確か一宮の九十九里ビーチライン辺りから片貝辺りまで20km位だったはず。いま出れば1時過ぎには着くかなと、意を決して再スタート。

　空腹のままR128を北上し、釣ヶ崎辺りから九十九里ビーチラインへ入ります。この辺りはサーフィンのメッカなので、サーファー向けのお洒落なお店がたくさんあります。気分にあったお店はないかチラ見しながら進みますが、海鮮食堂的なお店は見つけられない。
ん〜、いま食べたいのはハンバーグやトンカツや担々麺じゃなくて鰯の刺し身だぞ。

幸い追い風だったので進むのは比較的楽。コンビニに寄りたいところですが、ウカウカしてると昼営業が終わっちゃう。腹減った〜〜😢

そしてようやくチェックしていたお店に到着。