21歳から始める推しコンテンツの話[ゲーム編] ペルソナ4 ザ・ゴールデン 前篇

前置き

今から9年ほど前、中学生だった私はノイタミナなどの深夜アニメ帯などを観て見事な健全アニメオタクになっていた頃、ちょうど日本のテレビがアナログからデジタルになった頃、私の両親はデジタル対応のレコーダーを購入したころ、何も知らずにPersona4 the Animationを録画しており、なんとなく観ていた。

 高校生が田舎町で学生生活を楽しみながら殺人事件を解決していく、そんなアニメだったのを記憶していた。そして鳴上悠を始めとする自称「特別捜査」のメンバー、ペルソナ...。とても面白いアニメだった。

 少し時は流れて高校生になったは私は親に入学祝いということで当時の最新携帯ゲーム機であるPS VITAを買ってもらったのだ。それまではDS liteやPSP、Wiiなどで遊んでいたがPS VITAの性能に驚くことが多かった。
 PS VITAでなんのソフトを買おう、と思ってPCで色々検索した思い出がある。結局はFPSのKILL ZONE Mercenaryを買ったわけだが、RPGのおすすめにP4Gがあることは覚えていた。その時買わなかった理由としてはおそらく、値段が高かったのと、RPGがそこまで好きではないといった理由だったと思う。

 そして社会人になってしまい、通勤に片道電車で45分かかる毎日。久々に携帯ゲームをやろうと思い、売ってしまったPS VITAを買い戻し、GEOでP4Gを購入したわけである。

本題

 長々と喋ってしまって申し訳ない。昔のことを思い出しながらキーボードをカタカタ打っていたら少し長い前置きになってしまった。

コメント 2020-08-25 135800

 さて。お待たせいたしました。こちら、アトラスの看板タイトル、「女神転生シリーズ」から派生したペルソナの4つ目のナンバリングタイトルであるペルソナ4のVITA版「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」の紹介をしていこうと思う。

 おそらく、人生で一番「このストーリーの続編がみたい!」と思ったゲームタイトルであり、このゲームの音楽、バトルシステム、日常システム、音楽を愛した作品である。

その前に少しこのゲームの説明を。

 そもそもペルソナ4はPS2のゲームで、こちらは2008年に発売されたゲームである。2008年、まだ筆者が9歳のころ発売されたゲームなので当然CERO的にも年齢的にもできなかったゲームだった。そのゲームのシナリオを追加、システムの改善、解像度やネットワークシステムを導入したのがP4Gなわけである。

 ネタバレはしたくないし、ぜひ一読していただいた方にもプレイしていただきたいのでシナリオ部分は詳しくは言いたくないので一言で申したい。

これは、良シナリオだ。

綺麗な伏線回収、主人公の違和感のなさ、話の展開の素晴らしさ。どれをとっても良い作品で感情移入が気持ちのいいくらいしやすいものだった。
 主人公は両親の都合(海外出張)で母親の弟が住んでいる地方の田舎町、稲羽市に一年間だけ居候することになる。その中で連続殺人事件が起こり、事件に巻き込まれた主人公とその仲間たちは事件解決に向けて奮闘する...といったストーリーだ。

 ここからは少しバトルシステムとストーリーを絡めていこう。主人公は序盤にピンチになりもう一人の自分、戦う力である「ペルソナ」を手に入れる。ここはムービーが入りもう一人の自分が契約を行って戦う力を手に入れる。

我は汝、汝は我

 この言葉はペルソナシリーズにおいてもシナリオにおいても重要な言葉である。他のナンバリングタイトルでも重要なワードなので是非覚えてほしい。

バトルシステムについて少し語らせてもらおう。

 ペルソナにおいてバトルシステムは戦う、守る、スキル、アイテムから選択することができ、シャドウという存在を倒していく。その中でもスキルが他のRPGと少し変わっており、キャラクターのポイントがHPとSPに分かれている。この中でペルソナの物理スキルはHPを減らして発動、魔法スキルがSPを消費して発動するシステムになっており、敵からダメージを受けてないのにHPが減っていくのに気づき驚いてしまった。なんとゲームバランスの良いことか。

 戦闘が発生するのは現実世界ではなく、テレビの中の世界で戦うことになるのだが、ダンジョン方式が採用されている。もちろん、ランダム生成なのでダンジョンから抜け出したらまた別のマップになっているので何度も新鮮な気持ちで踏み込める。本当にいいとこ取りしたシステム。

ネタバレしない程度にキャラクターについて語る。

 ここからはP4Gに登場するキャラクターについて語っていこうと思う。シナリオにも関係していることなのでネタバレしない程度に。キャラクターの絵はP4GAのサイトから拝借いたしました。

 

まず主人公のについて。先程のストーリー解説でも行ったとおり、1年だけ稲羽市に住むことになった高校二年生の男子生徒。名前は自分で決めれるシステムの都合上、主人公がしゃべることはムービーを除いて基本的にはない。その都合上、とても冷静なキャラという設定が若干ある。しかし、会話の選択肢によっては超天然キャラになったりと大忙しのキャラクターである。
ちなみに声優は浪川大輔さん。
 彼の初期ペルソナは「イザナギ」というペルソナであり、日本における神話の創造神、伊邪那美命から取っている名前である。
先に申し上げたいのは、今作では主要キャラのペルソナはすべて日本神話から取り上げている。
 ペルソナシリーズでは3から主人公のみペルソナをチェンジできる「ワイルド」という特殊能力が付与されておりペルソナを切り替えることができる。なので、主人公のみ日本神話以外のモチーフ、例えば北欧神話やエジプト神話などのペルソナを使用することができる。

画像2

続きは後篇にて。

 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?