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「目標設定」の話

second placeの佐藤です。
どうぞよろしくお願いします。

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人生の節目でどんな思考のプロセスを経て大きな判断をしたのか、その人の物事の考え方に触れることに興味があり、様々なメディアを通じて人物紹介番組を観ることが多くあります。いわゆる成功者と呼ばれる人たちからは、目標を立て、それに向かって逆算し、ときには自分を追い込みながら歩を進めていった、という話をよく目にします。

こうした考え方をぜひ参考にできればと今も試行錯誤の日々ですが、ふと立ち止まり、これまでの自分について振り返ってみると、少し異なる感覚があります。

スポーツに取り組んでいた学生時代、個人的に最も意識的に大切にしていたことは、「今日1日ベストを尽くせたかどうか」という点だったように思います。これまで書かせていただいてきた通り、スポーツを通じた海外経験がこの価値観を作り上げる大きな要因のひとつであったわけですが、1日が終わったとき、家族や友人はもちろん、時の総理大臣に対しても、やりたいことがありながら様々な事情によって取り組むことができない方々に対しても、「自分はベストを尽くしました」と胸を張って言えることが何より価値あることだと感じていたように思います。

社会人になってからも、所属する組織の目標は当然ながら意識をしながらも、そこにたどり着くための道を逆算して、合理的に歩を進める感覚ではなく、1日1日やるべきことに全力で取り組み、納得感を得て1日を終えることに重点を置くといいますか、1日1日を積み重ねる、そんなイメージで過ごしてきたように思います。

自分の現在地から未来への道を思い描いてそれをひたすら進んでいくイメージではなく、1日にたった1つの小さな石を置いて、それを続けていく、ふと気が付いて振り返ってみると道ができていた、そんな感覚が私にはしっくりくるようです。

組織を率いる役割を担わせていただいている現在も、日々の取り組みの中で、組織としての目標を設定し、それに向かっていく必要性を痛感しながらも、組織として1日にたった1つの小さな石を置き続けることを大切にできるように、自分なりの「バランス」を追求しています。

second place 佐藤

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