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そして誰もいなくなった その3

前回の続き

こうして書いていて思う
本当にめちゃくちゃだ

話は脱線するが
ちょっと疑問点を整理してみよう

相手はお兄さんに連絡をしていなかったのか問題

遠く離れた街から実家への引越し
帰省ではない
 「引越し」だ

当然カバン一つで帰るはずはあるまい
なのに 実家に戻って引越し荷物がとても入れられる状態ではないという状況は
果たして起こりうるのだろうか?

ましてや相手が元々住んでいたのは
2DKのアパート
引越し先は4LDKの戸建てで
しかも一人暮らし
荷物が入りきらないなんてあるのだろうか

まさか 連絡もせずに
いきなり長男とともに
実家に引っ越そうと思ったのだろうか・・・

連絡もせずに・・・
そんなこと・・・

あるのか・・・?

相手はお姉さんにも連絡をしていなかったのか問題

電話の中で相手方は私に
「 姉にも電話をしたが
  出張から戻ったばかりで
    とても対応できないと断られた 」
と言っていた。
何を断られたのかは知らないが
この言葉から、お姉さんにも連絡をしていなかった可能性が伺える

ちなみに相手方には
歳の離れたお姉さんがいて
早くに母親を無くした
彼女の母親がわりのような人だ

ご夫婦ともに公務員のお姉さん夫婦は
私から見ると、相手方の家族で唯一
一般的な常識を持ち合わせている
と思っていた人だ

当然今回のことについても、親身になって相談に乗っていたのではないかと
勝手に想像したが・・・

どうもそうではないのかもしれない


引越し先の状況を確認せずに引越し荷物を運び込もうとしていたのか問題

それならば・・・である
相手方はもう10年近く帰っていない実家に
なんの連絡もせずに
長男もろとも 引越しをしようとしていたのだろうか・・・
帰省ではない 引越しだ
現に引越し屋さんを頼んで
荷物を運び込もうとしているのだ

そんなことってあるのだろうか・・・

いや、ないでしょ

え、でもだったらこんなことになる?

私の常識では思いも寄らないことが
遠い街で実際に起きているようだ 

そして私の出した結論(あくまで想像)

もう情報が少なすぎて
想像力を働かせる以外に方法がないのだが
私の出した結論はこうだ

おそらく相手方は、お兄さんにだけ連絡をしたのだろう
きっとこんな感じだ

相手方
  「 長男と一緒に
     実家に引っ越そうと思うんだけど
      お兄ちゃんと一緒に
       その家で暮らしてもいい? 」

相手の兄 「 うん、別に俺はいいよ 」

前述した通り、相手のお兄さんは掃除をしないタイプの人
きっと部屋が汚れていても全く気にならない性格だと思われる

そして、これはまったく根拠はないのだが
生涯独身 かつ、多分
女性とお付き合いしたこともなく
誰かと暮らしたこともない彼は
きっと誰かのために何かをするという感覚が全くないのではないだろうか

私の常識ならば、誰かが
それが例え妹であろうと
家に来るとなれば、部屋の掃除くらいするだろう
ましてや引越ししてくるとなれば、当然荷物を入れる部屋を掃除し
不要なものは処分して
スペースを確保するだろう

でも、あのお兄さんはきっと
そんなことは一ミリも考えない人だったのではないだろうか

妹から引越しをしても良いかと聞かれ
いいよと返事をしたものの
掃除や片付けをしようなどと
全く思いもつかなかったのではないだろうか

もしお姉さんに連絡をしていたら
きっとお姉さんが代わりに実家に行って
掃除なり片付けなりをしたはずだ
そういう面倒見の良さを持ち合わせている人だと思える人柄だ

でもきっと、相手は気まずさからなのか
お姉さんには連絡をしなかったのだろう

それが今回のような事態を招いたと
想像できる

そして多分その想像はきっとそんなに事実と異なってはいないはずだ

そんな不可解なことが
実際に起きたのかもしれない

不憫なのは
その不可解な渦中に突如放り込まれた長男だ

その心中を察するに
いたたまれない気持ちになるが
今私にできることは何もない

続く





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