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離婚から3年半にして思う

離婚成立から3年半が経過
最近少し心境の変化を感じている失格男

それも精神の根底というか
根っこの部分の変化

離婚から3年半
子供達に全く会えず
養育費だけを払う日々に
神経はすり減り、時に心が病んだりもした

それがこの春から大きく状況が変わったのも大きいのだろう
長女と次女が大学進学を機に
一人暮らしを始めたこと

長男が相手方とともに
遠くの街に引っ越してしまったこと

親元を離れた娘たちと
直接連絡の機会が増えたことも大きいのだとは思うが
それよりも時間薬とでも言えばいいのか

3年の月日を経て
色々と耐性がついたのが大きいと思う

実を言うと先月も
相手方とは一悶着あったのだが
今までとは違った感覚でリカバリーができたと思う

同じように離婚を経験し
親権を取られた友人が言っていた
「 最初の1年が一番きつい 」
と言う言葉の意味が、最近身にしみてわかる気がする

特に1年目は
相手と揉めたり、子供と会えないことが
思考の全てを支配しており
大きく落ち込んだり、立ち直るのにひどく時間を要した

2年目も、実はその感覚にあまり変わりはなかったが
最近はこう思う

長い人生の中の、たった3年間の出来事
子供が大きくなったこともあるが
子供達にとっても、辛い3年間だったと思うが
それでも彼女たちの人生は続くわけで
その長い人生の3年間の出来事は
少しずつ記憶の中で薄まっていくに違いない

同じように、失格男の残りの人生も
あと30年くらいはあるわけで、そのうちの3年間の出来事は
忘れることは決してないけれど
それでもだんだん薄まっていくのは間違いない

大事なのはこの3年間ではなくて
これからの30年間をどう生きるかで

当然子供達との関係も
このあとどう築いていくのかが重要で
過ぎてしまった3年間を悔やんだところで
どうにもならない事だと思えるようになった

これはつい半年前までは
全く思いつかなかった発想だ

面会交流ができないことに腹をたて
相手方に負の感情を抱き
なんなら敵意に満ちていた

でも、そんなことをしてもどうにもならないのだ
嫌な気持ちで過ごす時間が増えるだけで
得るものは何もない

それよりも、今の人生を受け入れて
今できることを楽しんで
子供達とのこれからの関係のためにできることを考え行動する

そのほうがずっと建設的で
精神的にも安定するし、何より楽しい気持ちでいられる

そんな当たり前のことに
気がつけるようになるには
3年という月日が必要だったのだと思う

残念なことに
いまだに長男とは連絡が取れていない
ただ、そのことで相手を恨むのではなく
どうしたら新しい関係が築けるかなと
考えることができている

長男の人生も 失格男の人生も
まだまだ先は長いのだ

できることはきっともっとあるし
そのための努力をすることが楽しい

明日はきっともっといい日になるはずだ
3年半が経過して
ようやくそんなふうに考えられるようになった自分に気がついた




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