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『半沢直樹』新シリーズがいよいよ来週からオンエア!!前シリーズを通してわたしが感じたこと。

おはようございます。昨晩は『半沢直樹』総集編後編をやっていました。たまにはテレビをつけてあげましょう。

#意識低い系社長  です。

Blogにも書きましたが、前シリーズの「半沢直樹」を見てわたしが感じたことを今朝の気持ちで書いてみたいと思います。

ネタバレあります。まだ見てない人は読まない方がいいかも。


「半沢直樹」というヒーロー像


「半沢直樹」は時代劇のような勧善懲悪を基本とした、一人の銀行員であるサラリーマンが、自分を陥れようと企む上司や役員を相手取り、真正面からぶつかって難局を乗り越えるサクセスストーリーです。

主演の堺雅人はもちろん、香川照之滝藤賢一片岡愛之助石丸幹二といった個性派揃いの俳優たちが、熱のこもった名演技を魅せてくれたことで、最終回には視聴率43%超えという驚異的な人気を博しました。

世のサラリーマンには「こんなことしたら一発アウトでクビやろ(笑)」と笑う人も多かったとは思いますが、実際は「半沢直樹」はこころの中のヒーローだったに違いありません。


「半沢直樹」の難局打開手法


「半沢直樹」というキャラクターは常に何らかの「企み」や「謀略」にハマっています。まぁ、そうでなければドラマが成立しません。

しかし、「必ず」と言っていい程、「とある手法」でその難局を打開していきます。


それが「義理人情」です。


現代において、人々の感情の中で「義理人情」ほど軽視されているものはありません。なぜなら、「アテにならない」からです。

「アテにならない」ような関係を構築するタイムロスや、損得勘定抜きで人間関係を構築するほど、現代を生きる人たちに余裕がないのです。

ですが、「半沢直樹」において半沢直樹個人では、打開不可能な難局も同期の及川光博扮する、渡真利や、赤井英和演じる竹下の「義理人情」による協力があり、打破していきます。

これには半沢直樹自身の父が営む町工場の経営に失敗し、銀行からの貸し剥がしに遭い、自死をするという過去があり、それに対する「銀行への復讐」という裏のテーマがあります。


「半沢直樹」の復讐劇


現代では、会社での立身出世よりも福利厚生が重視されるようになってきましたが、「半沢直樹」では全くその逆をいっています。

夜遅くまで残業は当然、粉骨砕身で仕事をする姿が描かれています。

本来「銀行(とある特定の人物)に復讐するため」に銀行に入行したはずの、半沢直樹がなぜそこまで仕事熱心に出世のために努力しているのか。

それこそがこの「半沢直樹」というドラマの面白いところです。

復讐したい相手は、銀行の頭取(トップ)を目指す野心家で、すでに常務取締役というポストにいるからです。ですから、半沢直樹は何としても銀行で出世して取締役ポストにまで昇り詰めなくてはならない、というジレンマを抱えているのです。


7年越しの「半沢直樹」


前シリーズが放送されてから7年もの歳月が経ちました。

前シリーズで出演なさってた俳優の中には惜しまれつつも、この世を去った方もおられます。

今の世情を反映したドラマのストーリー展開をするのか、
それとも、原作に忠実に展開するのか、
今から来週の日曜が楽しみです。

ですが、日本型雇用制度がもう破綻しかけている今、「半沢直樹新シリーズ」がどういうサクセスストーリーでわたしたちに希望を与えてくれるのか、興味半分、不安半分です。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。


ぜひ、皆さんも来週の日曜を楽しみにしていましょう!


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