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繁栄を読んでのメモ

繁栄という本を読んだ
まとまりないがメモを残しておく

人類の歴史を集団的頭脳、徳の形成、農業などとしてまとめ、著者は一貫して以下について述べている。

交換と専門化が生まれたおかげで、人間の知性の際立った特徴が個人的ではなく集団的になったということだった。本書で述べてきたアイデアにも同じことが当てはまる。

繁栄

著者は第11章で以下のように書いて、歴史の解釈を試みている。

アダム・スミスとチャールズ・ダーウィンの考え方に基づいて議論を進めてきた。人間社会をトップダウンの決定論の産物として解釈するのではなく、遺伝子の代わりに文化の変異体が自然淘汰されてきた長い歴史(哲学者のダニエル・デネットはこれを泡沫進化と呼ぶ)の産物、そして個々の取引の見えざる手によって発生した創発的な秩序として解釈しようと試みた。

繁栄

本自体ページ数が多く、1章ごとについてのまとめは行わないが、交換と専門化について関連づけながら、歴史を過去から現代に遡ろうとしている。

彼はこれからの未来について以下のように考えている。

私は二一世紀にはカタラクシー――交換と専門化によって自発的に起きる秩序を指すハイエクの造語――が拡大し続けると予測する。知性はより集団的となり、イノベーションと秩序はよりボトムアップになり、仕事はより専門化し、余暇がより多様化する

繁栄

考えたこと

新しいことを作るというのは、大きな巨人の肩に乗ること。
我々が行う営みはゼロから新しい発見するよりは、思いがけないレシピを作るぐらいのものなんだな。
これとこれを組み合わせると思いがけない旨味があり、それをなにかに応用できないかと考えるようなものなのかも。

この本を使ってできる遊び

専門・集団化と自給自足のシミュレーションゲーム

6人ぐらいのゲームで一方は専門性、もう一方は自給自足により、生活を行い、時間が経つにつれてどう変化していくか見ていく。

似てるなと感じた書籍

交換をオープンと言い換えたもの

人間性について考え直すきっかけになる

ダーウィン的な考えをなにか新しいものに作ることに適応する

発明の発明について歴史的経緯を知りたいなら

興味を持ったこと

ニュートンの進化論について一度学んでみたい。

アダム・スミスもあまり馴染みがないので、学んでみたい。

生物学的にトップダウンではなぜうまくいかないのかについての言及とかあるのか?

snsと交換にどう寄与しているのか?

専門性か専門性をつなぐ役割どちらが重要化?

ローマ帝国以後の暗黒ヨーロッパとはどんな感じだったのか?

人類は歴史の大半定住型か移動型か?

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