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ストイックに生きる(改名しました!)(3/23)

手前味噌だが、大谷翔平さんのストイックエピソードには常々共感できるところが多い。大谷さんが有名になる前は、オリンピック選手に共感することが多かった。

どうしても世界的なスターと比較して話すと、白い目どころか真っ白い目で見られてしまい、白濁して瞳孔すら消失した相手の目を(目だけに)目の当たりにすることも少なくないが、私のいう共感とは、仕事への取り組み方=姿勢の話であり、仕事の内容や自分の属性によって社会的評価もキャリアの積み方も当然変わってくるし、才能の度合いが同じだと言いたいわけではないので、どうか軽々しく炎上などせず、人類を平等に見ている人間の話として読んで頂きたい。(そもそも有名/無名で人をジャッジする人とは全く気が合わないので、ここからの話も相入れないだろうことを事前に伝える)

当然、元々の性格も影響していると思う。人と飲むのが好きだったり、趣味が沢山あったりすると、"ストイックな暮らし"と呼ばれるスタイルは大変な苦痛であり、大きな犠牲を払った涙の感動努力長編として映ることだろう。でも、そうじゃない。

メディアを通してしか大谷翔平さんを存じ上げないが、彼もそもそもストイックな暮らしをそんな特別なものと捉えてないのではなかろうかと思っている。(いや、マジで大谷さんのこと知らんから自分の話だけしとけばいいやん。すまん、もう始めてしまったから今日はこのまま行く。)

私は仕事が第一優先であること、作曲や演奏で常に新しい挑戦をすることが人生で一番大切で、ストイックすぎると周囲にドン引きされる度に申し上げるがこの程度の努力など当たり前であり、これをストイックだプロ意識が高いだ言われても「いや逆に....」とポカンとしてしまい、どうしても他人に対して厳しい人みたいになったり可愛げがないように映ることが多いらしい。(昨今、他者に対してはもっとフレンドリーな感じで行こうと思ってなるべく気をつけている)

そういう意味で、軽々しく白目が炎上するリスクを負ってまで大谷さんの名前を挙げてしまうほど、なかなかストイックがスタンダードの人と出会うことがない。

勿論努力はしてるのだが、これくらい当たり前じゃないですか?みたいな大谷さんの雰囲気に「ここに分かってくれる人いました」的多幸感。

「とことんストイックに努力」という価値観と、別にそれで大して何かを犠牲にしてない(そもそも他のことにあんまり興味がない)の掛け合わせを"普通"とする仲間が少なすぎるのだ。ドラマチック症候群が蔓延る世の中だから、派手に驚かれるが、努力のない才能なんて存在しないし、努力はある意味でノーカウント(インクルード?)なのだから、いちいち取り沙汰することですらない。

これまで、同業者の友人が少ない理由として「まぁ、いいじゃん!今日くらい」族が商業音楽業界には多く(生き方はもちろん自由)、知り合っても価値観が合わなくて疎遠になる、というパターンを幾度となく繰り返してきた。

今日くらい良いかと思ったことは、おそらく今まで数えるほどしかない。その数少ない"今日くらい良いか"日も、その代わりに前日余計に練習をするとか、帰ってこっそり仕事を再開する(予定があるフリをして二次会はいかない)など、厳密に言えば"今日くらい良いか風"を装っているだけだ。

先ほども書いたけれども、そもそも自分のペースを崩してまで、練習を犠牲にしてまで、疲れを翌日に残して仕事をしなければいけないリスクを背負ってまでしたい人付き合いなどこの世にはない。(ついに言ってしまいました皆さんさようなら(涙))

それなりの好意がある友人と約束をする。もしかしたら恋愛に発展するような人と会うような予定が入る。そういう時ですら練習時間を削る気もないし、一切の音楽活動を犠牲にするつもりも、ない。
ライブ前だったら発声に支障があることはしたくない。
折角の地方だから打ち上げでも!も滅多にない。
それで人付き合いが悪いと言われたら、残念だけど仕方がない。

大谷さんは気の合うパートナーと出会えたようで、ご結婚のニュースを見た時の第一声は「いいなぁ」だった。もちろん"大谷翔平と結婚できていいなぁ"じゃなくて、"そのストイックさを受け入れてくれる人がいていいなぁ"の方。

何かと男女を引き合いに出す行為はナンセンスではあるが、2024年時点の現実問題として、ストイックな男性を支えたい女性(および男性)はストイックな女性を支えたい男性よりも圧倒的に多くいるだろう。
もちろん、地味な世界で ほふく前進をしている私と、世界的大スターでは魅力に雲泥の差、いや、源泉掛け流しの温泉と下水くらいの差があるとはいえ、だ。

なんだか、生活リズムが違う人となかなか約束が決まらないやり取りをしているうちに「もうなんでもいいや」とあっさり心を折ってしまい、ちゃんと寝たいし夜遅めにご飯食べて太ったら腕重くなって演奏しにくくなるしなど突然のイヤイヤ期に突入してしまうと、途端に大谷さんのことを思い出して今日のこの日記を書いている。

そんなだから、ひとづきあいが悪いと言われることが多いが実は全然気にしていない。年に二回ほど「なんか損してる気がする。私も遊びたいのかも!」と思うけれど「てゆうか全然損してないし、そんな遊びたくもないわな」って5秒後には気づいている。

大谷さんと散々比較してきたが、もしかしたら『Perfect Days』の平山(役所広司)的要素なのかも知れない。しばらくの間は"平山翔平"と、この二人をブレンドしたステージネームで活動して行きたいと思う。

最後まで読んでくれてありがとう!
平山翔平でした☆〜(ゝ。∂)


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