見出し画像

ポキなの?ポケなの?ユーロサッカーに染まるパリ(6/20)

とにかく仕事で、膨大な量の「言葉」と対峙しなければならない時間を過ごしているため、その上さらに日記として言葉を出力するには限界に近いものを感じる本日。

偶然なんだけど、たまたま人と会う約束をしていて、現地到着を知らせるSMSを送った直後に日本からのメールを拝読するパターンが多いため、約束していた人が陽気に「サリュ!待たせてごめんよ!」と笑顔で頬っぺたにキスをしようとしてきたと同時に、開口一番

「ごめんけど、今ちょっと一言も話せる状態じゃないから一瞬私をそっとしといて!!」

なんて言ってしまう最低最悪の女っぷりで、よく嫌われて無視されないものだと有り難く思うのである。

今日もそんなわけで、元同僚と久し振りにディナーだったのが、どこか少し上の空で考え事をしてしまっていた。時間と共に持ち直し、ポケ丼を半分くらい食べたくらいからゲラゲラ笑いに興じたことを考えると、人間の脳みそは都合よくできているし、私は結局能天気だ。

砂糖が多すぎて酸っぱすぎる酸味が苦手だが、巷のポケ丼(「ポキ丼」と「ポケ丼」どちらが正式名称なの?)は、舌が痺れるものほど糖度も酸っぱさも強すぎるものが多いが、本日訪れた中国人家族経営のカジュアルポケ丼のお店は、レビューの高さに負けない美味しさであった。ポケ丼を食べたくなったらここに来たい。

いつも、元同僚と会う時はデザートを一緒に頼んで分けっこするのだが、二人して満腹の腹を抱えていたため、コーヒーが飲みたい私に付き合ってくれてブラッスリーへ移動した。

ちょうどサッカーの試合が盛んな時期のようで、試合のエキシビジョンがやっているお店が多い。丁度彼の息子から「パパ!試合終わったから結果教えるよ!」と電話が入ったりして、
興味の有無に限らず、フランスにいるとサッカーのニュースは自然に飛び込んでくるものだ。

少しでも気温が上がると、予断を許さない猛スピードでテラス席に人が溢れ出す。博多のひとくち餃子か、盛岡の三寿司の出前桶に並ぶ細巻きくらいの詰めようだ。

北マレを徘徊していた私たちは、ファッション・ウィークでテラス着席率120%のオシャレなお店ではなく、昔からある普通すぎるブラッスリーをチョイスし、テラス席にのんびり腰を下ろした。デザートを食べたい我々の気持ちも昇華させたく、カフェ・ヴィエノワを注文。
デザート要素が欲しい時はだいたいこれを頼む。ウインナー・コーヒーって事なのだろうか?レシピは存じ上げないが、コーヒーの上に生クリームがのっているシロモノである。こっちの生クリームはシャバシャバで軽くて消えてなくなっちゃう(悪い意味で)。それで日本よりカロリーが低いなら納得するけどな!

3時間くらい尽きない話をしてから解散し、私は徒歩で、彼は自転車に乗ってそれぞれ帰宅した。

帰宅したら仕事に戻る。こちらの夜中0時は日本の翌朝7時なので、早起きの音楽ディレクターと電話で話し合いを。そのあとも作業を続行していたが、また3時をとうに過ぎてしまった。学ばないねぇ。よし、急いで準備して寝ます。

ボンヌニュイ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?