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ライカPS東京に行ったついでに銀ブラしてきた話

最近はTTArtisan 50mm f0.95をつけっぱなしにしているLeica M9。
明るいレンズをつけていると開放付近で撮ることが多いので気付かなかったけれど、センサーにゴミが付着している疑いが出てきた。

というのも、お散歩スナップ用に手に入れたVoightlanderのCOLOR SKOPAR 35mmで何気なく部屋の写真を撮っていたら、撮った写真にポツポツと黒い点が写っているのを発見した。カラスコでも開放付近で撮影すると分からないけれど、f8くらいまで絞ると黒い点をはっきりと視認できる。

センサーを確認しても目に見えるゴミは見つからず。ブロアで吹いてみても状況は変わらず。レンズを変えても、また、データを見るデバイスを変えても同じ位置に黒い点が見られるので、おそらくセンサーにゴミ(または汚れ)が付着しているだろうと思うのだけど。

一般にセンサー(正確にはセンサー前にあるガラスフィルター)が汚れる原因は、レンズ交換の際に空気中の埃が混入するパターンと、カメラやレンズの機構内の油や削りカスが物理的な衝撃によって飛散して付着するパターンが多いらしい。前者ならばブロアで吹けば大概解決するけれど、後者ならば薬剤を使用した入念なクリーニングが必要になる。

何でも自分でやってみるのが好きなんだけど、カメラに関しては費用対効果やリスクを考えるとプロに任せた方が良いと判断した。自分の手で愛機を使い物にならなくしてしまったら悔やみきれない。

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東京勤務のときは近辺で飲み歩いていたけれど(隣のイタリアンは後輩を連れてよく訪れていた)、今ではもう懐かしい思い出。気軽に同僚を誘って飲みに行ける日常は帰ってくるのだろうか。

時間も早かったので銀座の街を少しだけ歩く。
M9を預けてしまったので、写真はG9にNOCTICRON 42.5mmをつけて撮ったもの。子どを撮るとき以外は大体この組み合わせ。

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少女が乗ってきた自転車。
自転車だけがこちら側に残されてしまったようだ。見ていると自転車も絵の中に入っていくかのような錯覚を覚える。


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そろそろ昼食をどうするか考える時間。
一人だと決め手を欠いていつもランチ難民になってしまう。
銀座には何でもあるけれど、何かを食べたいというわけではない。

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昼食の候補を思い浮かべては却下してを繰り返し。
妻への土産に苺大福を。

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昼食に何を食べるか決まらなかったので、国際フォーラムまで歩いてみた。

こういう被写体は広角レンズの方が向いていると思うけれど、中望遠レンズで大きめに画を切り取ると構築的な構図になるので面白い。

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有楽町駅の高架下。
ここも35mmくらいの広角レンズの方が向いていると思う。
ローアングルから煽って撮っているので、それなりにパースは付いたと思うけど迫力が足りない。
昔はもっと薄汚れて暗い場所だったけれど、少し明るくなった気がする。

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数寄屋橋まで戻ってきた。
西銀座チャンスセンターは日本で一番有名な宝くじ売り場だ。宝くじのシーズンになると長蛇の列ができるこの場所も、時世が反映されているのか賑わいは少なめ。年末ジャンボ宝くじが発売されていたので最後尾に並んでみたら、なんと5分程度で買うことができた。
苦労なくして買った宝くじは当たる気がしないという気持ちは、非科学的だけど何となく分かっていただけるのではないだろうか。

NOCTICRON 42.5mmはポートレートレンズと言われるけれど、実はあまり人を撮っていない。
35mm換算で85mmの画角は、風景を撮るには集中力を要する画角だと思う。何かを撮りたいという明確な意思がある場合にはフィットする画角なのかもしれない。

話はM9に戻る。
TTArtisan 50mm f0.95は大口径がゆえにファインダーが大きくケラれてしまう。街撮りスナップには少しレンズが主張しすぎる嫌いもあるので、f2辺りのもっとコンパクトな50mmレンズがあってもいいかもしれない。

銀座をぶらついていたら、新しい50mmレンズが欲しくなったという話。


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