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"ひまわりの季節"はあと少し先に ~35thアンダーライブ感想~

西日本から徐々に梅雨入りの報が流れ、春から移りゆく季節の変わり目を感じる頃合い。
湿気混じりの暑さにも少しずつ鬱陶しさを覚えるようになった。
ただ、同時に近づく"ひまわりの季節"の足音。

夏こそ、ライブで熱狂したい。


今年は春のJAPAN JAMに続き、初のROCKINへの参戦も決定。
昂る気持ちが、つい先走りしてしまうものだ。
そんな気持ちに折り合いをつけんとばかりに、去る6/7〜9日に開催された乃木坂46の35thアンダーライブの感想でも綴ってみる。
(例によって書き始めから1週間してようやく書き終える社不っぷり。)



今回の35thアンダーライブの会場は有明アリーナ。
私は3日間開催の中日の6/8(土)に参戦した。
キャパは15000人程度、ライブとしては相応の収容数。
東京オリンピック開催に伴って建築されたこともあり、会場は綺麗。

しかし、それにしても会場までのアクセスの絶妙な渋さ。
最寄駅は豊洲、ではなく新豊洲
周りにデカい公園と再開発マンション?ビル?みたいなのが多く、""と名がつくだけある。
まあ、ライブ開始前に現地に着いたから会場までの道でしか判断してないけど。



さて、本題のライブの開演は17時半。
私が現地に着いた時刻は、と聞かれれば17:10頃。(※1)
本当に救いようがない選手権入賞常連。いや、優勝できる。

※1 到着時間的にライブ前に撮った写真ほぼ皆無


こんなことをしているから、当然いつもの如く憑き物なヤラカシ。

双眼鏡を忘れているじゃないか。


ましてや今回の座席は天空席にあたる4階席。コールと双眼鏡に精を注ぐしかない座席で片方を失っている。実質的な仮死状態に等しい。が悪いのは当然自分。
アデハデ(ADHD)属性持ちの私、ガイジであることを憎みたい。ほんとに。(正式じゃないけど多分そう、あと私とガイジで韻が踏めますな ← さすがに黙れ)



加えて、最近はライブに行くのに全く予習をしていない。
オタク歴が7年にもなったために、昔の曲は大抵どうにかなる。アンダーライブもかなり慣れているため、傾向と対策(共テかよ)は掴んでいるから心配要らない。
ということで予習したのは、確定披露枠の35thアンダー楽曲である新曲、「車道側」のみ。当日の電車内で初めて聴いたけどね。
しかし、これが勿体無いことをしている。
一度聴いただけでコールのタイミングが判別できる。そして曲調など総合的なステータスがあまりに高い。

約束された神曲である。


あらかじめ聴かなかったことに対して、電車の中で思わず土下座しそうになるくらいには申し訳なかった。
申し訳程度かもしれないが、行きの電車で流しまくって把握した。

現地到着後は幟だけ写真に収めてすぐさま入場。
連番した某氏と合流したは良いが問題発生。

4階席があまりに遠すぎる。


由々しき事態、そして何よりゲート番を間違えてしまい手戻りが発生。
極めて珍しく、メンバーが注意事項を放送して盛り上がる影ナレが始まってから着席した。

そして17:30、ライブは定刻通り開演。
何度聴いてもアガるOvertureのメロディ。
これに関しては7年経っても変わらない。
連番した友人は歴戦のアンダラ経験者ということで、良い意味でふざけながら楽しませていただきましょう。

当然ながら1日のセトリには目も通しておりませぬ。(なんなら1日目の夜には今回連番した友人と北千住で飲んでた。終電頃に別れて帰宅したけど仲良く乗り過ごして無事に追加出費。)


長々と駄文を連ねてしまったが、いい加減本題のライブの話を。
開幕はジャンピングジョーカーフラッシュ
特殊コールを含む曲で始まるライブは大抵強いので、約束された勝利が確定します。
筒井あやめちゃんかわいい。

さて、ここから怒涛の盛り上げ曲の連続。
バンドエイド剥がすような別れ方
自惚れビーチ
思い出が止まらなくなる
13日の金曜日(消えた天才斉藤優里はどこへ…)

強力な期別楽曲や歴代アンダー楽曲らによって高まるボルテージ。
そして開幕からトップスピードだし、そろそろ普段ならMCも入ってくる頃合い…と言いたいが。

その兆候がない。


まさかまさかのお構いなしに畳み掛けるではないか。

6曲目、錆びたコンパス。相変わらず黄色のサイリウムに染まる空間、本当に良い景色。アンダー屈指の名曲。
7曲目、あの日僕は咄嗟に嘘をついた。個人的に今回のアンダラMVPクラス。元々大好きな楽曲を推しメンの小川彩ちゃんがセンターを務める素晴らしい展開。
イントロから素晴らしいこの楽曲、そしてオリメンの井上小百合さんを彷彿とさせるような強気の表情、バトルフェイス。本当に心臓が飛び出るとこでした。座席がステージに近ければ、今頃尊死が確定してます。
8曲目、嫉妬の権利。
そこからさらに不等号、狼に口笛を。
一気に初期楽曲を中心に並べていく。

そしてなんとMC無しで10曲が経過。
ようやくここでMCが。
10曲連続なんてさすがに初めての経験。
水分、酸素W欠乏。
6月にしては今年はあまりに暑いこともあって普通に危険。
それゆえ、水がぶ飲みしてました。イメージ的にカバみたいにゴボゴボ飲んでたと思うんです。


MCを挟んで4曲は結果的に日替わりとなった曲たち。
中でもピックアップしたいのが、『急斜面』
その昔、乃木坂の御三家と呼ばれた白石麻衣(まいやん)、松村沙友理(さゆりんご)、橋本奈々未(ななみん)の3人で披露していた楽曲である。
正直、こういった楽曲はもう披露されないのではと思っていただけに、思わず鳥肌が立っていた。
往年の楽曲でもこうして継承できる能力があるのは乃木坂の素晴らしさだと感じさせられる、そんな一曲だった。

ライブも折り返して15曲目は『ハウス!』。
個人的に、この曲が流れるライブは自然と評価の指数が上昇します。
こちらも楽曲限定コールを含むだけあってTierで見れば確実にA+〜Sランクはある。
16曲目、扇風機では「あーーーー!」と叫ぶのが通例。
しかし、私と友人は揃って競馬好きなので、某オンカジ逮捕系YouTuber、ストマック氏の真似として「しゃーーーーー!」と叫ばせていただきました。(怒られそう)

扇風機を終えて2回目のMCへ。
この日は今回のアンダラの座長である筒井あやめちゃん20歳の誕生日。盛大なお祝いもあったMCで、確かセクシーに一言みたいな企画をやって見事にあやめんが優勝してました。
ライブのMCで見ても屈指のハイレベルなものだったと感じて、まだ3分の1ほどを残しながらも満足感が段違い。

そうした流れのまま、ラストスパートへ。
アンダー楽曲でも重みが違う楽曲である日常
そこからHard to say
個人的にはこの辺りの楽曲が最高にストライクゾーン。たぶんこの日1番声出てた、絶対。
さざ波は戻らないを挟んで、Actually…
歌唱力の怪物、中西アルノのシャウトからでなければ得られない栄養というか、何かがアルノ(←黙れ)
夜明けまで強がらなくてもいい、こちらはライブ限定版で披露。


そして、本編最後のMCとして、座長からのコメント。
座長からのコメントが来たら、アンダラにおけるライブ終了の足音。
最後はもちろん、『車道側』
イントロの手拍子でこの日1番で一体化する会場。
"アンダーセンター筒井あやめ"という、おそらく今後見られないであろう価値ある1曲の貴重な時間。

王道のアイドルソングとしてこれ以上ない素晴らしさ。
やはり、普段なら確実に選抜に居るメンバーをアンダーセンターに据えた今、制作チームの本気を感じる。
アンダー楽曲としても久しぶりにコールも多めの楽曲でライブの常連になることを切に願いたい、個人的にはそう思う1曲だった。

もちろん、アンコールも良かったのだが、今回は車道側の良さを語ることに重きを置きたい。
そのため、敢えてアンコールは語らないこととしたい。
というか、アンコールがあまり記憶にないくらい車道側が良すぎたという方が正しいか。

実際、これほどまでにリピートするアンダー楽曲も久しぶりである。
初めて4・5期だけで執り行うライブということもあって、どうなるだろうと思っていた面もあった。

しかし、その心配の霧は一瞬で消え去った。


先の未来はあまりに眩しい。
それは真夏の太陽がジリジリと照りつけるかのよう。


あと少し先だけれど、ひまわりの季節(※2)の足音は着実に近づいている。
乃木坂46が示す未来の眩しさとともに、そのうち新しい6期生もやってくる。
楽しみは膨らむばかりだ。(私の人生とは正反対ですよまったく)

※2 歌い出しに"ひまわりの季節"、なんという芸術。


さて、毎度のことではあるが、アンダーから選抜の座を掴む者も当然現れる。
選抜になるために、この意思のもと、良い意味で泥臭さを見せてくれる。
そんなアンダーライブが私は大好きだ。
オタクのモチベがいくら低かろうと、アンダラだけは通い続けたい。
改めて、そう思わせてくれた35thシングルアンダーライブだった。

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