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<花便り>青空とパンパスグラス

穂のキラメキ、雌株


<つゆくさ>が雑草の中でも食べやすいということで、新鮮なもので、花が付く前の若葉を生で食べてみたいと思う今日このごろです。
まあ適当に摘んでバタソテーで、お醤油かけて食べるのもいいでしょうか。
ただやっぱり<咲いている場所>ですね。選択スべきは。

すすきや荻よりも一月ほど早く見頃を迎えるパンパスグラスです。
ススキを荻状にしてヨシの大きさまで伸ばしたイメージでしょうか。
和名は<シロガネヨシ>、南米の大草原の原産です。雌雄異株です。

パンパスグラス

大きくて、見栄えがいいので、公園などによく植えられています。イネ科ですのでなにかの役に立つかというと、茅葺きのススキや、すだれのヨシの実用性ではなく、日本ではドライフラワーにしてインテリアですね。

白銀色が雌、茶色が雄

生けたあとや、自前のものを乾燥させる時に、穂が飛び散るのを防ぐのにヘアスプレーを吹き付けておくと良いそうです。
<キレイなふさふさした雌株>のほうがよく使われるようですね、猫ちゃんも喜ぶかもしれません。

キラふさのめす株の花


しっとり雄株の花

雌雄両方の株を一緒に植えるのが当然いいのですが、ここでも雌株のほうが見栄えがいいので7:3か、雌株だけの植栽もあります。

ところが、雌の穂のきらめきとふさふさをキレイに捉えようとすると、微妙な露出の差により見た目とのギャップが発生します。で、プラス側で補正をいれないと銀色とは程遠く、茶色っぽくなりますね。

ハイキー調+補正(4/3)

空色を少し飛ばす、ハイキー調が見た目に近くなる感じですね。
当然撮影時の日照、天候、時間、背景の雲も影響はしますが、きらきらした輝きを捉えるのは表現するのは難しいですね。

露出の差


ハイキー調で


+4/3補正で正解

台風の影響もなく、穂をなびかせて、しっかりと青空に向かって立つ姿はなかなかいいものです。


台風で倒れたコキア


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