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来るもんは来る

ハリー・ポッターシリーズで一番好きな言葉

来るもんは来る。
来たときに受けて立ちゃええ。

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

賢者の石〜死の秘宝2までのストーリーの中で、
一番心に残っている言葉が、
ハグリッドのこのセリフ。


ハグリッドのワードチョイス

セドリックの死に、ヴォルデモートの復活と、
これから先を不安に感じずにはいられない
ハリーに向けて、
ハグリッドが送ったこの言葉。


「大丈夫だ」では少し無責任だし、

「頑張れ」「頑張ろう」
「応援してる(しちょる)」「俺は味方だ」
など考えられ得る他の言葉たちも、

状況としてはおかしくないが
どこかしっくりこない。


来るもんは来るとただ事実を伝え、
先回りしてあれこれ心配せず
どーんと構えていればいい、と。

そして
そのときが来たら受けて立てばいい、と。

そう伝えるハグリッドのワードチョイス、
センスありすぎだと思った。


不安な気持ちには寄り添いつつも、
そこは敢えて言葉にせず、
ゆっくりと背中を押す、いや、
後ろに倒れないよう
そっと支えてくれるようなあたたかい言葉。

ハリーにとって、
これ以上ない
救いの言葉だったんじゃないかと思う。


来るもんは来る

ハリーに比べれば私の心配事や不安なんて
ちっぽけなものだけれど、

心配性な私は
何度この言葉に救われてきたかわからない。


苦手なことや不安なことが迫ってきたとき、
なかなか穏やかな気持ちではいられない。

特に何もないときでさえ、
先のことを考えては
心配事や不安を自分で作り出してしまう。

でも、常にそんなことをしていては、
すり減ってしまう。

だから、できることはしっかりやりつつ、
ある程度準備をしたら、
あとはどーんと構えている。

そしてそのときが来たら
目の前のことと向き合って
そのときにできることをやる。

いつも、「今」できることをやって、
先のことは必要以上に考えずにいることが
大切なんだろうな。

それで、
だいたいのことはきっと何とかなる。


来るもんは来る。
来たときに受けて立ちゃええ。

この言葉に、
これからもたくさん救われるんだろうなと思う。

ありがとうハグリッド。

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