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僕の哲学記録

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哲学書を読んで感じたこと、考えたことをまとめた
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自分に自然科学と文学作品、哲学書を課すこと

いやしくも僕は大学で自然科学をかじったので、科学と認識の勝利を信じている。この勝利とは人…

猟 虎太郎
5か月前
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『そうなったらそうなった時のことだ』

タイトルのこの言葉を座右の銘にしている。誰に聞いたというものでもない。普通の人が普通に生…

猟 虎太郎
4か月前
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純粋理性批判を読むと、物事や自分に批判的な目を向けることも役立ちそうに思う。
批判はこの本で使われている『対象から離れて判断する』意味で考える。
特に自分自身にはあまり批判的にならないから、その作業は新たな自分を発見するのに良さそうだ。
ただ、否定に偏らないよう気をつけよう。

猟 虎太郎
4か月前
9

純粋理性批判の『空間について』を読んでいた。
空間とは経験以前に本質的に備わった人間の直観(直ちに理解できる感覚)だと言う。なるほど。
ではその直観する能力に個人差があるように見えるのはなぜだろう。目の見えない方は事物をどう直観しているのだろう。
謎が謎を呼ぶが、興味深い論題だ。

猟 虎太郎
3か月前
11

カントの『経験的な判断は全て総合的な判断である』で、
「例えば経験によって自分の内にある新たな個性を認識する時があるけど、それは経験の成す分析的な判断では…?」と思ってしまった。
だけど、その後の幾何学の判断の例を見て、実はそれも結局総合的な判断だと分かった。

コメント欄に続く

猟 虎太郎
3か月前
8

『純粋理性批判』を読んでいる。
一つ一つの文は分かるけれど、『段落→節→章』と括りが大きくなるにつれて、何を主張したいのか分かりにくくなる。
難解な哲学書や小説あるあるだね。

重要な用語とその意味をノートに纏めながら読む必要がありそうだ。面倒だがやりがいはあるかもしれない。

猟 虎太郎
4か月前
6

『純粋理性批判』カント (中山元 訳)を読みたいと思っている。分かりやすい訳らしい。哲学書入門者の僕でも読めるかもと期待している。 僕は新潮文庫至上主義者(哲学書は岩波文庫)だが、ここは柔軟にいこうと思う。かけらでも理解できたらいいな。

小さな頃、電車の中で、窓のすぐ外にある電線の動きが気になって堪らなかった。
固定されていたはずなのに、なぜ電車が前に進み風景が後ろに流れると、それは高くなったり低くなったりして動くように見えたのだろうか。
物理学や数学で解決できそうな話だけど、幼心に不思議な現象だった。

猟 虎太郎
4か月前
9

ヘルマン・ヘッセのシッダールタを読みながら考えた。
人間を含む生物は物理学に基づく生化学反応の連鎖に過ぎないと言われているのに、世界でなぜ、他でもない自分の頭でだけ意識を感じるのだろうか。
そこには今の科学でも解明されていない何かがあるような気がする。その秘密を探り当ててみたい。

猟 虎太郎
3か月前
7

小説を読む時、どうしても時間的あるいは空間的なふるいを受けた作品だけ選びがちな僕だ。
具体的には50年経っても残っているもの、または世界各地でも読まれているもの以外は躊躇ってしまう。
成果主義の部分もある僕だから、本当に価値ある作品を慎重に選ぼうとしているのかもしれない。

猟 虎太郎
3か月前
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