納戸化してた部屋を寝室にした話
13年前、引っ越した一軒家は、昔の造りで収納があまりありませんでした。
‥いつかは子供部屋に‥と思っていた部屋は、
どんどん物が増えていきました。
衣装ケースさえあればなんとかなる。と、
衣装ケースを増やしまくりました。
(収納下手あるあるですね‥)
その結果、服を取りに行くのも億劫で
部屋に入るのもイヤな空間になったまま、
いつも部屋に入っては、ため息。
「いつか‥」のまま、どうしていいかもわからずに、時折形を変えながらも10年以上納戸として存在していました。
ある日のこと。
近所の友達が遊びにきて言ったんです。
「うちと間取りが似てる。うちは、2階のひと部屋は寝るだけの部屋にしてるよ。」
‥寝室‥
今まで子供が小さかったこともあって、
寝室は1階にしてました。
その分2階にオモチャや服を置く場所が必要でした。
2階のこの部屋を、布団だけの寝室にできたら、いつか将来息子の部屋にするのも楽かもしれない!
なんとなく希望の光が射し込んだ気がしました。
・・とはいえ、この大量の物が今寝室にしている一階の和室にやってくる・・この大量の衣装ケースはどこにいくのか。大量のオモチャは・・
途方にくれて、私は恥を偲んで収納のスペシャリストとこっそり思っている友達に写真を見てもらい、相談しました。
その子は10年前くらいに数回うちに来ただけなのに、
私の家の間取りを把握してました。
大体の配置換えや、どのジャンルのものをどこに置くかなど、
アドバイスをもらって衣装ケースの割り振りを決めました。
そしてスタート。私はとにかく体を動かしました。
「第一ステップは何も考えずにとにかく2階にあるものを下に」
2時間程、階段を往復して、重すぎるものだけパパにお願いして
とにかく下におろしました。
全部物がなくなった部屋を拭き掃除し、窓を開けると・・
部屋が息を吹き返したんです。
今までどんよりして埃と物で苦しそうだった部屋が、
深呼吸したようにキラキラと見えました。
風が通りました。
「こんな素敵な部屋だったんだ」
と思いました。
新生活はじまるときの引っ越しした時の気分。
たった1部屋、床が見えて物がなくなっただけで感じれるんですね。
2階から1階に物を下ろすのも、1階のごちゃごちゃを整理したり、
捨てたりするのも、すぐめげそうになりましたが、
途中経過を友達にLINEしたり、Twitterにのせたり、
たまに2階を見にいって嬉しい気持ちになって
約3日間かけて一気にやり遂げました。
車2台分くらい使わなくなった家具や物を捨てました。
今はその何もなくなった部屋に子供の絵本と
布団・マットレスを置いて寝ています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?