あたりまえという幸せを紡ぐ

忘れないように今の私の生活を記しておこうと思います。

朝5時半〜6時半に起床。
布団の中は息子に占領されててせまい。
いつか大の字になって寝たいなと思いながらも、
ぐっすり夢の中にいる息子の寝顔をみたり、
そっとくっついたりしながら、
左の布団で寝ている娘の寝顔をみる。
大きくなったけど寝顔はあんまりかわらない。

朝のルーティンでお湯で濡らしたタオルで顔を拭く。メイクをして、インスタントコーヒーでお気に入りのホットカフェオレを作り、自分のためのパンを焼く。

娘は早起きしたりギリギリに起きたりして、
YouTubeでお気に入りの動画をいくつか堪能。

「今日はパンどうする?」
「昨日と同じの」
「飲み物は?」
「いつもの」

私と娘がお気に入りなのは、コストコのミニセーズプチパン。ふだんはこれだけど珍しく食パンがあったので、ケチャップを塗って、ベーコンのせて、スライスチーズをのせてトースターで焼く。
粉の緑茶で温かい飲み物をつくる。

「あ。昨日と同じっていってたのにベーコンものせちゃったよ」「あははっ。いーよー」

焼きたてを出したのに、娘はYouTubeに夢中。
冷めることもよくある。
「昨日冷めるまで食べてくれなかったから今日は作る気しない。」なんてヘソを曲げて作らなかった日も。

とにかくお願いしたら、ごはんが出てくる。
焼きたてを食べてほしい私の気持ちなんてそっちのけな位、ごはんが出てくることが娘には日常なのだ。

木曜日と土日は早朝パートに行くので、娘は自分で朝ごはんを作ったり面倒くさがって、食べなかったりする。非日常を味わう。

洗濯乾燥完了した洗濯物をわんさかと洗濯カゴに積んで、ひたすら畳む。朝着ていく娘の体操服やジャージズボン、息子の幼稚園のズボンや靴下を選分けながら。

娘がバタバタと洗面所や玄関やリビングをいったりきたりする。リビングにはパジャマの抜け殻。洗面所には置きっぱなしのクシ、開けっぱなしの扉。落ちまくっている髪の毛。

それを片づけつつ、元に戻しつつ、「iPad忘れた」「マスクない」「今日の天気どうかな傘いるかなー」など話しにつきあう。

それでももう学校の用意は自分でやるし、時間をみてランドセルを背負って「いってきます」と家をでていく。玄関でいってらっしゃいと手をふる。

2年生までは、通学班の集合場所までついてきてほしかったのにね。今は「来なくていい」っていう。そのうち「いってきます」も言わなくなるのかもしれない。かつての自分がそうであったように。

7時半。この時間までに起きてこないと息子を起こす。お気に入りのイルカとトトロとダッフィを両手に抱えながら「抱っこ」と言う。
重くなったなとか、私の腰と膝大丈夫かななんて思いながら抱っこする。
「トイレ」と言ってぬいぐるみ達を私に預けて、
出たー!と言っては「シール」を要求。
息子とはトイレトレーニングが終了してから、おしっこがでる度にトイレのカレンダーに星やハートのシールを貼ってる。1か月たつと賑やかなカレンダーに。

息子の予定も書き込んであるので、
「今日は幼稚園は体操だね」なんて、教えてくれる。

息子の朝ごはんは、ピルクル、ヨーグルト、そしておにぎり。

2人とも朝はあんまり食べない。
でも私もそういう子だったので、ちょうどいい量なんだろうなと思ってる。

こちらもお気に入りのYouTubeをみつつ、ご飯を食べつつ。
私は幼稚園の準備をしたり片づけたり。

年中のころ、娘はTVを見ちゃうと手が止まる子で、ごはん中にTVをつけられなかった。ごはんだからとTVを消したら消したで泣き喚いた。

TVがついてなくても、しゃべったり止まったり、1時間かけてやっと朝ご飯のおにぎりを1つ食べ終わる子だった。そばにいないと止まったまんまだった。

私が台所を片付けていても、息子は朝ごはんを食べてくれる。呼ばれないかぎり自由に動ける。
気がつくと食べおわってる。ありがたい分、一緒に朝ごはんをつきあってあげてない自分に気づく。

歯ブラシを持っていくと磨く。
その頃、パパが起きてきて自分の朝ごはんを用意して食べる。

8時半。幼稚園の制服に着替えさせて、トイレに行く。そのあと靴→リュック→水筒→マスク→帽子の順番に着せていく。

息子は、順番をとても大切にする。
私からすれば忘れなければどの順番でもいいのだけど。うっかりリュックのあとにマスクをつけたら、靴もリュックもマスクもぜんぶ放りなげる。

順番を私は覚えられない。「とにかくここにあるもの全部身につける」としか認識できない。
それだと何度もやり直しになってしまうので、
呪文のように唱えることにした。

「く•り•す•ま•ぼ」全部頭文字をとっただけだけれどこれでやっと、順番を間違えずにできるようになった。
私みたいなタイプの子供にはそういう覚え方もありかなーなんて思う。

車にのって数分。幼稚園は近い。
あたたかいふわふわな手をとって、車から降ろす。一緒に手を繋いでゆっくりゆっくり幼稚園の門へ。

いってらっしゃいというと「いってきます!」と言って手を振ってくれる。幼稚園の窓の向こうにクラスの靴箱に向かう息子の後ろ姿がみえる。

上履きを取る時、教室に入る時、なんどかバイバイと手を振ってくれる日と、ささーっと教室に吸い込まれていく日とある。

娘の記憶とも重なって、懐かしくて可愛くて、
私はこの時間がたまらなく好きだ。

あと一年でこの生活も終わりなんだなぁと思いながら、パート先へ向かう。


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