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Koala Samplerを使ってスティーブ・ライヒっぽい作品を作ってみた。

Koala Samplerというアプリケーションを知る機会に恵まれた。
サンプラーのアプリだ。有料だ。(説明終了)
色々録音してその音で遊んでいるだけで楽しい。
これで僕の推しVtuberである姫森ルーナの口癖「んなぁ」をPhaseさせた音声作品を作ってみた。
早くそれを聴いてもらいたいところだが、その前にPhaseについて説明しておく。

僕もどう説明したらいいのか悩んだのでググッたら、ちょうどいいサイトがあった。
面白いので興味があったら読んで欲しい。

音楽におけるフェイジングとは、1つの反復的なフレーズを2人の演奏者が微妙に異なるテンポで演奏し、干渉によって生じる音のパターンの変化を聴かせる技法です。

https://akihikomatsumoto.com/study/phasing.html


引用元の記事にあるように現代音楽家のスティーブ・ライヒが開拓し、その多くの作品にこの技法が使われている。

It's gonna rainはキリスト教ペンテコステ派(カリスマ派だったかも)の黒人牧師の説教を編集した作品で、たしかこの作品がPhaseを試みた最初の作品だったと思う。
黒人牧師の説教はたしかにどこかリズミカルで、その音楽性に着目したライヒには流石の一言だ。


Piano Phaseは、先に紹介したIt's gonna rain等のミュージック・コンクレート作品で使っていたPhaseの技法を、はじめて生身の奏者に応用した作品だ。
二台のピアノの音が干渉しあって、パターンが万華鏡のように変化していく。聴いていて楽しい。

スティーブ・ライヒの魅力はもちろんPhaseだけではないが、Phaseするだけで、スティーブ・ライヒっぽい音楽が作れるので、スティーブ・ライヒファンのひとりとして試したくなった。
そういうわけで姫森ルーナの声で作ってみたのだった。
かわいい。これでみんなを洗脳してルーナイトを増やすんだ。

サイズが大きいのでmp3版を追加した。

追記:曲の感じ的にCome Outの方を紹介しておいた方が良かった。
https://youtu.be/g0WVh1D0N50?si=TvxhAZB9C5ZeSlyj

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