宝石のルビーとふりがなのルビ
こんにちは!
シーフォースのカミカミです。
本やカラオケで、ふりがなのことを「ルビ」と言いますよね。
あれ、実は英語じゃないってご存じでした?
いえ、英語は英語なんですけど笑
ふりがなという意味ではないんです。
「ルビ」は英語で表記すると「Ruby」です。
そう、宝石のルビーです。
しかし英和辞典には宝石としての意味しか載っておらず、「ふりがな」という意味は記載されていません。
では何故ふりがなの事を「ルビ」と呼ぶのでしょう?
印刷業界では文字サイズの種類がある程度決まっていて、
イギリスでは文字サイズ(単位:ポイント)ごとに愛称を付けていたそうです。
オシャレですね~
その中の一部が宝石の名前でした。
ルビー以外にもあるんですね!
日本の活字印刷も既定の文字サイズがあり、
「5号(10.5ポイント)」や「7号(5.25ポイント)」と呼ばれていました。
5号はメインの文字で、7号はそのふりがなに使われていました。
そしてイギリスが文字サイズに色々な名前を付けていると知った日本の印刷業界は
と、7号サイズの文字をルビーと呼ぶことにしたのです。
ちなみに日本の5号(10.5ポイント)は、イギリスだと
10ポイント「ロングプライマー」
11ポイント「スモールパイカ」
が一番近いのですが、ちょっと差が大きいからか、単に言いづらいからか、イギリス呼びにはならなかったようですね。
という宝飾の小話でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?