K18YGやPt900などに含まれている元素
こんにちは、シーフォース株式会社のカミカミです!
今回はアクセサリーに使われる金属の、元素のお話をします。
…と言っても全然そのジャンルには詳しくないので、軽~く触れる程度にしますね。
化学の授業で元素周期表の前半を暗記させられた記憶…
脳が若かったから出来たけど、今やれと言われたら絶対に無理だろうなぁ…
さて、その周期表を久しぶりに見てみましょう。
そうそう、これですね。
今日はこの中の
この6種類の元素をピックアップします。
シルバー(SV925、SV950)
シルバーはAg(銀)とCu(銅)を混ぜて作られています。
それぞれの割合は以下の通りです。
銅が入ると硬くなるので、SV925はメンズアクセサリーによく使われています。
SV950は若干軟らかいので、曲げたり叩いたりする前提で使われることが多いです。
K18(イエローゴールド、ピンクゴールド)
イエローゴールドとピンクゴールドは、Au(金)とAg(銀)とCu(銅)を混ぜて作られています。
それぞれの割合は以下の通りです。
色が違う2つですが、実は成分は同じなんですね。
銅を多めに入れるとピンクっぽくなります。
イエローゴールドは銀の量で色を微調整します。
ピンクゴールドは、色を微調整するために他の金属を少量混ぜることもあります。
K18(ホワイトゴールド)
ホワイトゴールドは、そこにPd(パラジウム)が入ります。
パラジウムは金属を硬くします。
それぞれの割合は以下の通りです。
業者によってパラジウムの量が変わります。
パラジウムが少ないと淡い金色ですが、多くなると灰色がかった暗い金色になります。
ホワイトゴールドは最終的にロジウムメッキ(銀色)をかける事がほとんどです。
プラチナ
プラチナは、Pt(プラチナ)とPd(パラジウム)を混ぜて作られています。
それぞれの割合は以下の通りです。
プラチナって純度100%だと、結婚指輪なら男性が指の力で歪められるくらい軟らかいんです。
そんなに変形しやすいと、結婚指輪として日常生活の負荷に耐えられませんよね。
なので、パラジウムを入れて硬くしています。
真鍮
真鍮はCu(銅)と亜鉛(Zn)で出来ています。
それぞれの割合は以下の通りです。
真鍮は硬くて低コストなので、アパレル雑貨や家具によく使用されます。
亜鉛にアレルギー反応を起こす方が多いので、指輪やネックレスにする時はご注意くださいね。
仕上げに金メッキをかけることをお勧めします。
今回ご紹介した地金は一部です。
たった数種類の元素なのに、組み合わせや含有量で色や性質がこんなに変わるんですね。
金属、というか原子の世界は面白いなぁ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?