うっせぇわ!


気づけば前回の投稿から一か月も放置してしまいまっていました。この一か月、本当にいろいろなことがあったのです。

ゴールデンウィーク開け、ついに現在の派遣先との契約更新をしない旨を派遣元に伝えた所、入社一週間目のパートさん(4時間/日×3日)に全業務を引き継ぐように言い始める派遣先の社長……。

「無理‼」と言っても通じず……ってか、私の業務って週12時間で十分な簡単な業務だと思われてたんだなと、とてつもない悲しみに襲われ、ますます仕事に対するモチベーションが低下。

一週間後、ようやくパートさんだけでは賄えないと気づいた社長がよこしたのは、社長の次男(19歳、大学生)でした。

大学の授業がリモートだから、それと並行して手伝いができるだろうと……私って、どんだけ仕事ができない人間なのでしょうね。

同時期から求人広告を出しているのを目にするようになったのですが、

私:時給950円。ボーナスなし。昇給なし。

求人条件:月給18~22万円。

どういうこと⁉

コロナの影響で追加要因雇えないとか、私を派遣から正社員にできないとかさんざん言ってたくせに……。十分に払えるお金あるやん‼

(昨年度の私の手取り総額は120万円強……。もちろん派遣会社経由で入ってくる金額なので、派遣元のせいだけではありませんが、収入が落ちたから私を正社員にできないという理屈が成り立たないほどの金額差があることをご理解ください。)

何人かが面接に来ました。その結果、満足のいく人材が得られなかったようです。

ついに、役員会議に呼び出され、月22万、年二回のボーナス、その他社会保障諸々と、交通費4000円(私は会社から徒歩15分のところに住んでいるので、日々徒歩出勤です)という破格のオファーが提示されました。

けれど思ったのです。きっと私が辞めると言い出さなければ、派遣のままずるずると続けていようと思っていたのでしょう。良い人材が見つからなかったからと私にオファーしてきたということは、私程度の人間はゴロゴロいると思われていたのでしょう。求人広告を出す前にこの条件で正社員にならないかと打診があれば、イエスと答えていたかもしれません。けれど後出しじゃんけんは卑怯です。やめるという決断をするまでにも、プライドをズタズタに引き裂かれていたのに、それにさらに追い打ちをかけるようなひどい行動をされたと私は認識しています。本当に私のことが必要だと思っているのならば、正社員たちからの嫌がらせを訴えた時点で、「人間だから仕方がない」という話をするのではなく、彼らにきちんと謝罪させるなり、誠意を示すべきでした。やめると言い出す前に、正社員に迎えたいというべきでした。また、私の疲弊ぶりを誰よりも案じていた旦那ちゃんが、お金よりも体と心を大事にしなさいと、派遣先の正社員になることに対してとてもネガティブな反応を示したのです。

先週までの私は、疲れすぎて家に帰ると話すこともできないほどに消耗していました。旦那ちゃんもそれを察して、テイクアウトを増やしたり、率先して家事を手伝ってくれたりと、私の負担が軽くなるように努めてくれました。フルタイムで週5働いて、彼の半分しか稼ぎのない嫁のためにです。ちなみに、妊活中にも関わらず、疲れすぎて寝落ち、ストレス過多で深酒、とにかく泣きまくるという、残念すぎる状態にあるポンコツ嫁に対しても、「会社が悪い」と、かばってくれる彼は、本当に素晴らしい旦那ちゃんだと思います。

一か月、色々なことを考えました。もちろん、派遣社員を続けるよりは正社員になれるほうが収入的には安定するし、良いことなのだと思います。けれど、収入が倍になったとしても、今の職場環境が変わらず、妊活に励む気力を削られ、結局子どもが授からなかったと後悔するよりは、ストレスを減らして、体調とメンタル面を整えて、妊娠しやすい環境を作る方が、私個人だけでなく、私たち夫婦にとって良いことではないかという結論に達しました。

幸い、今の派遣先よりも100円高い時給で次の派遣先で働くことが決まりましたし、次はIT系の会社なので、プログラミングやネット通販等、今後学びたいと思っていたことをお給料をもらいながら学べると考えたら、すごくラッキーだと思います。もちろん、そこでの正社員登用か、他の企業への転職活動も続けていきます。

現在の私はきっと、負け犬以外の何物でもないと思います。かろうじて素敵な旦那ちゃんが支えてくれているので生きていけていますが、彼と結婚しないまま今の状況に陥っていたらと考えると、地獄です。

大卒で、卒論も英語で書くくらい勉強しましたが、今の日本では何を学んだかよりも資格やテストの点数の方が重要です。

私の住んでいる沖縄では、「英語ができる女性=教養がある人」ではなく、「米兵と付き合いたい女」という認識をされることが多いです。

もし私が今と同じ条件で男性に生まれていたら、状況は違っていたのでしょうか?

そんなことを考えることは無意味なことかもしれません。しかし、確実に違っていたと思うのです。だって、私は3人姉弟の長女として生まれましたが、家族の中では三軍だったから。

一軍は父とすぐ下の弟(長男)、二軍は末っ子(次男)。私はいい子という名の都合のいい子として、監督(母)の手伝いをする以外、居場所がありませんでした。その結果、果てしなく低い自己肯定感と、リストカットの傷跡だけが残りました。

そんな経験から、全力で頑張り続けなければ、私のような欠陥品はすぐに嫌われてしまうのだという恐怖感がぬぐえません。人の倍頑張っても嫌われてしまうのが自分なのだという恐怖がいつもあります。

でも、そうやって人の倍やっていると、周囲の人は「海野さんはできる人だから、任せても大丈夫」と、より多くの仕事を任せてきます。断ればいいのに、また実家にいた頃のように三軍扱いされるのが怖くて、どんどん仕事を引き受けて、どんどん苦しくなってしまいます。仕事量が増えれば増えるほど、今日はこれが終わらなかった。明日はあれを終わらせなければと、仕事のことばかりが頭を占領し、寝ていても仕事の夢ばかり見るようになります。派遣社員のくせに、何をそんなに思い詰めているのでしょうね。

私は中学生時代、かなりの期間席次が学年一位という状態を続けていました。けれどある時二位になってしまい、悔しい気持ちを抱えながら帰宅し、親に席次表を見せた時、「二位と最下位は一緒だよ。一位じゃなきゃ意味がないんだ」と両親に言われたのを覚えています。ちなみに、両親お気に入りの長男は毎回100位前後。二軍の次男は50位以内。という感じでしたが、いつも「頑張ったね」と言われていました。また、成績が落ちることは許されませんでしたが、一方でいっつも、小賢しい女の子は可愛げがないから嫁にいけないとも言われていました。

社会人になっても結局おんなじです。頑張ればそれだけ無理を求められます。少しでも成果が落ちると評価が下がります。けれど、できることによって評価が上がることはありません。むしろ、「海野さんも今後子どもを持つことを考えているはずだから、無理はしないように」なんて、形だけの誠意を示されたりもします。

頑張っても評価されない。頑張ることが当たり前。少しでも気を緩めると、腕を持ち上げることすら困難なほど体が重くなり、涙がこぼれてきます。きっと、こんなことを言っても、「みんな辛い中働いているんだから、自分だけが辛いみたいなことを言ってはいけない」と言われるのでしょうね。

(ってか、これまで言われてきたし……)

女に生まれた方が得だと主張するすべての方へ

自分の趣味趣向にかかわらず、可愛らしい服装、態度を求められることが、本当に楽なことだと思いますか?(男性の方、みんながジャニーズや韓流アイドルのようにいることを強要されても幸せだと思いますか?)

男性より成績が良いと可愛げがないとけなされ、かといって成績が下がると怠けているといわれる。じゃあ、どうすれば良いのでしょう?

子どもを産むことを社会的に期待されているし、自分も子どもは欲しいと思う。けれど、出産を機に仕事をする時間が減り、収入が減り、自分の社会的立場が弱くなるのが嫌だと感じてしまうのはおかしいことでしょうか?(うちの旦那は、稼ぎが少ないことを理由にマウントを取ってくるようなバカではありません。だけど、自分の好きなもの、自分にとって大切なものを自分の力で手に入れたいと望むことはわがままではないはずです。)

色々と思いつくままに書いてしまいましたが、この一か月色々なことを考えながら、けっこうヘビーな時間を過ごしてきました。

社畜派遣を脱出したいと言いながら、次も派遣として業務を継続していくことになってしまいましたが、とりあえず収入が途切れない道を確保しつつ、学べることは学び、転職はもちろん、明るい家族計画の道を模索していけたらと思います。

ヘビーな時間にあった出来事についても、おいおい書いていきたいと思います。

まとまりのない内容ですが、とりあえず今日は、お休みなさい。

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