見出し画像

成長できる環境が石巻にはある‐SeaEOプロジェクト事務局の弘田さんの想い‐

漁獲量の減少、人口不足、DXの遅れなど課題が山積みの水産業。
そんな水産業ですが、石巻では若者たちが自分らしく、生き生きと活躍できる環境が整えられ始めています。
今回はSeaEOプロジェクトを立ち上げたFISHERMAN JAPANの弘田光聖さんの価値観や過去の経験から、SeaEOプロジェクトへの想いに迫りたいと思います。

弘田光聖
一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン 事務局(石巻市地域おこし協力隊)/NPO法人きっかけ食堂 事務局長

1994年高知県高知市生まれ。関西大学卒。大学時代、東日本大震災のボランティアバスツアーを出す活動に注力。新卒で東京の家事支援ベンチャーに就職し、マーケティング・PRを担当。その後、ソーシャルベンチャーに転職し、自治体関連の事業を担当。2020年2月に学生時代から関わっているきっかけ食堂をNPO法人化、同時期に独立。2021年5月、宮城県石巻市に移住し水産業の人材における課題解決にも取り組む。

‐このnoteは学生の方が多く読まれると思いますが、弘田さん自身はどのような学生だったのですか。

高校2年生で東日本大震災のボランティアに行ったことがきっかけで、大学は防災やボランティアについて学ぶことのできる関西大学社会安全学部に進学しました。大学2年生までは、ボランティアバスツアーをしている団体に所属したり、復興支援をしている学生のネットワーキング団体をつくったりと復興支援団体の活動に力を注いでいました。それらの活動をやっていく中で、色んな人に助けられていたという感覚がすごくあったんですよね。助けてくれる人がいるというのはありがたい一方で、自分が本当にやりたいこと、助けたい人を見つけた時に自分に力がないと何も変えることができないと感じました。このときからもっと力をつけたい、成長したいと思うようになりました。

主催イベントの集合写真

そこで大学3年生のときには、就活の一環でインターンを利用して、ビジネスについて学びました。様々な企業を見ることができてビジネスの面白さも感じましたし、今まで関わってこなかった人たちと関わることで新たな気づきもありました。その一つが、株式会社でも社会の課題を解決したいという人が多くいるということです。それまで社会に貢献するにはNPOが一番良いと思っていました。しかし、色んなビジネスを見る中で、社会を良くするためには様々な方法があることが分かりました。

‐その後、どのような流れで現在の仕事をするようになったのでしょうか。

新卒では成長することを第一に考え、裁量権を持って仕事ができるベンチャー企業に入社しました。その後は転職し、大学時代から関わっている団体「きっかけ食堂」のNPO化を機に独立しました。しかし、独立した次の年にコロナが流行し始め、売上が経たなくなってしまったんですよね。。。自分としてもこれまでずっと関わってきた東北に関する仕事がしたいというのはあったので、これまでお世話になった東北の人たちに相談しました。その一人に松本さんがおり、松本さんから石巻の「地域おこし協力隊」を勧められて石巻に来ることになりました。地域おこし協力隊ではFISHERMAN JAPANの仕事をしながら、きっかけ食堂の運営もしています。

NPO法人きっかけ食堂の設立記念イベント
石巻に移住後、初めての写真

‐ボランティア活動や転職、独立など様々な経験をしてきた中で、今回SeaEOプロジェクトを立ち上げたと思うのですが、このプロジェクトの強みはどんなところにあると思いますか。

地域で一人一人の成長にコミットするという体制が整っていることがすごく魅力的だと思います。
「成長」は、日々の業務や生活での学びや気づきを自分にちゃんと落とし込めたときに初めてできるものだと思っています。そのときに必要なのが、他者との対話です。
私も今まで成長するために様々な活動をしてきましたが、悩みがあったときに「何に悩んでいるの」「どうすればもっと頑張れたの」などの問いをくれたり、日々コミュニケーションをとってくれた人がいたからこそここまでこれました。今まで沢山の人に出会ってきましたが、自分に興味を持ってちゃんと話してくれる、応援してくれる人の存在が自分の中での新しい気付きとか学びになっていく感覚があったんですよね。
今回のSeaEOプロジェクトにはその環境がちゃんと整っています。僕はSeaEOとして入社してきた子たちの研修や面談を一年間担当してきましたが、みんな自分の内面に目を向けることがうまくなって、習慣化できるようになってきました。自分のパフォーマンスを高めるために、自分をどう変えればよいのかということが徐々に分かってきていると感じています。

毎月行っている新入社員向け研修の様子

‐最後に、若者に対するメッセージをお願いします。

僕はこんな学生に来てほしいというのはあまりないんですよね。ちょっとでも興味を持ったら来てみたらーくらいに思っています(笑)
でも実際、SeaEOプロジェクトに参加するのは簡単なことではないと思っています。出している求人は、大事な中小企業の責任あるポジションです。めっちゃ難しいし、入社してからも上手くいかないことや失敗することも絶対あります。でもそういう悩みとか失敗は、人生の財産になると思いますし、私たちもそのために全力でサポートします。

SeaEOプロジェクトを利用して、自分なりのかけがえのない経験をしてほしいとも思っています。一つの会社に居続けるということは当たり前ではなくなっているので、このプロジェクトもずっと続けなければいけないというのはありません。辞めようが続けようが、一緒にチャレンジした仲間ということには変わりがない。なのでちょっとでも興味があって、ちょっとでもチャレンジしたいという気持ちがあるのなら誰でもウェルカムです。良い経験になった、良い学びになった、良いつながりができたと言わせる自信はあります。

SeaEOの取り組みにご興味を持ったあなたへ

まずは事務局と「カジュアル面談」をしてみませんか?

取り組みに興味がある、話を聞いてみたい、キャリア相談したい…等
まずは、SeaEO採用の事務局とカジュアル面談してみませんか?
気軽にお申し込みください!
カジュアル面談後に、あなたのやりたいこと、興味のあることに沿ったプロジェクト・会社を紹介することができます。

ご興味がある方、ご質問がある方はまずは、お気軽にフォームよりお尋ねください

====================================
SeaEO採用
https://seaeo.fishermanjapan.com
事務局:フィッシャーマン・ジャパン
jinzai@fishermanjapan.com
====================================

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?