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水族館をつくろう【展示編】#8 アルテミア

アルテミア/Artemia

クラゲに関わる仕事をしていて一番多い質問の一つに、「クラゲって何食べてるの?」があります。

クラゲは種類にもよりますが、ほとんどの場合小さな動物性プランクトンを餌としています。
(クラゲもプランクトンの仲間になりますが、こちらを説明すると長くなるのでまた今度💦)

クラゲを水槽で飼育する場合は、この生きた動物性プランクトンを確保しなければならないのですが、これを生きた状態で販売しているところは今のところありません(もしかしてあるのかな?)

多くの場合、生きた状態ではなく、卵の状態の動物性プランクトンが市場に「ブラインシュリンプエッグ」という商品名で出回っています。これは、正式名称は「アルテミア」という、日本にいるホウネンエビの仲間です🦐(ホウネンエビで検索◀️)

このアルテミアの卵を塩水に漬けると、約18時間後には孵化してくるので、これをクラゲのエサにしています。

このアルテミアをきちんと飼育すると、古生物のアノマロカリスを彷彿とさせる姿になります🦖

クラゲではありませんが、クラゲのエサとなる生き物を同時に展示してみるのも面白そうです👏

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