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水族館をつくろう【展示編】

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地元に小さな水族館を作りたい! そんな目標を掲げた男の、日々の奮闘日記です。 どんな生き物を展示するのか、こちらでは展示予定の生物などを掲載
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#カニ

水族館をつくろう【展示編】#25 ソデカラッパ

水族館をつくろう【展示編】#25 ソデカラッパ

ソデカラッパ/袖からっぱ

カラッパという名前自体があまり馴染みがないので、知らない人の方が圧倒的に多いと思いますが、いわゆるカニの一種で、砂の中に潜って生活しています🦀
(ちなみにカラッパとは、ヤシの実のことらしい…)

砂の中に潜るので、当然展示するにはその辺りを考えないといけなくて、下手すると何もいない水槽になってしまい、逆にこちら目線ばかり気にすると、生き物のストレスの原因になりかねませ

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水族館をつくろう【展示編】#24 アカマンジュウガニ

水族館をつくろう【展示編】#24 アカマンジュウガニ

アカマンジュウガニ/赤饅頭蟹

カニ展で展示しているカニシリーズ🦀

スベスベマンジュウガニが結構有名ですが、それと同じ仲間になります🦀
やっぱり見た目が饅頭に似ているということからこの名前がついているのですが、なんと言ってもこのアカマンジュウガニは日本の固有種(日本にしかいない)というのが特筆すべきところですね!

というのも、陸上や淡水域に比べて、海は全世界と繋がっている分、固有種が少ない

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水族館をつくろう【展示編】#23 モクズショイ

水族館をつくろう【展示編】#23 モクズショイ

モクズショイ/藻屑背負

生き物の中には、周囲の風景や他の生き物に似せる事で身を守ったり餌を捕らえたりする種類がいます。
擬態、と呼ばれていますが、このモクズショイは、体を変化させるのではなく、体に海藻や石などをくっつけて周囲の風景に溶け込みます。

このような解説を、専門用語をあまり使わずに、かつ正確に、興味を持ってもらえるように伝えるために、どのような手法で届けるかも重要です👏

水族館をつくろう【展示編】#22 モクズガニ

水族館をつくろう【展示編】#22 モクズガニ

モクズガニ/藻屑蟹

ハサミに藻のような毛が生えている事からこの名前がついています🦀
このカニを展示する上での注意は、なんと言ってもそのパワーで、水槽内のレイアウトを破壊してしまいます😂
石の配置、底砂の厚さ、そういった計算は無意味で、逆にこれを計算に入れて展示しないといけません🦀
あと、脱走。
朝来たら、廊下を歩き回ってた!という事がないように、フタもしっかりと!

水族館をつくろう【展示編】#6 ベンケイガニ

水族館をつくろう【展示編】#6 ベンケイガニ

ベンケイガニ/弁慶蟹

よく海沿いの道路とかで、蟹が歩いているのを見かけたりしませんか?
その時は、大体このベンケイガニの仲間である事が多いですね(地域によって違いますが、福井だと大概この蟹です🦀)

このカニさん、普段は海沿いの森などに棲んでいますが、夏の産卵期に、メスが海まで行って卵を海に放ちます #感動

水族館を計画している越前海岸は、すぐに山が広がっており、ベンケイガニの旅を見る事がで

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