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四暗刻について考える

皆さん、こんにちは
以前『麻雀の華:役満』として四暗刻をアガった話をしましたが、今回はその第2弾です

昨日またしても四暗刻を決めることができました!
この間も役満自体はあったのですが、撮影ができなかったり、手順やコツをまとめるのが難しい役満だったりで、アップしていませんでした

今回は打牌がかなり遅い卓だったことで、たまたま前半からアガリまで写真がいくつか撮れたので、それを見ながら振り返りたいと思います

決して役満自慢のつもりではなく(そりゃあアガれて嬉しかったですが)、いまだ四暗刻をあがったことがない弟子(他の役満は何度もあります)を含め、四暗刻がなかなか仕上がらない人の参考になればと思ってその時々の思考を考えてみたいと思います

では1枚目の写真から↓

東1局北家スタートの2巡目の牌姿です
ドラはありませんが、自風と七が暗刻のツモり三暗刻が見えるイーシャンテンの好配牌。私はこの段階では四暗刻にしてやろうなどとは全く考えていません。なったらいいな、その可能性があれば逃したくないな、くらいです。だいたい意志でどうこうなる話ではないですしね(笑)

よく見ると⑤と⑦の対子は形としてはかなりしんどいですよね。私は、どうしても両面が先に埋まることが予想されるので⑤⑦シャンポンリーチがありか、早めに⑤や⑦が出たら一枚目からポンして1300でアガる必要性があるかを他家の進行具合を見ながら決めないといけない、という2つの想定をしていました。ちなみに先に⑤か⑦が暗刻になった場合はほぼダマテンに構え出たら6400で倒すつもりでした。あと、赤⑤を引いた時だけツモ跳満の形ができるのでリーチするか少し悩むかもしれません

それと気を付ける点がもうひとつ。よく頑張って手役を作り『○○の聴牌だから仕方ない』と言う人がいますが、手役の様な相対的に高い手はドラや赤のような絶対的に高い手に殺されることがよくあります。皆さんも経験があると思いますが、国士無双聴牌で押したらタンヤオドラ3に放銃する、みたいな感じです。ましてやシャンポン待ちのツモり三暗刻なんて相手からしたら放銃しても痛くも痒くもない安手なので、この程度で鼻息荒く門前に拘っても骨折り損のくたびれ儲けと考えてください

改めて写真に戻りますが、今は5をツモり初牌の東を切ったところです。実は結果的にここが最大のポイント。イーシャンテンの手格好なので東でも5でも差はないのですが、私は四暗刻の可能性を見る時は同じ枚数なら字牌より数牌を残すようにしています。前に少し対子場について書きましたが、対子場や刻子場(暗刻場)は数牌が縦に重なるからできるわけで、この手が四暗刻に決まるなら数牌だろうと感じたわけです。あと、かなり感覚的な部分なんですが、萬子と筒子しかないいわゆる絶一門の手格好にいきなり来たよそ者のど真ん中、何かありそうなんですよね。また、赤5を重ねる可能性もあるというのもあります。もちろん出たときに跳満や倍満の渡りとなる役牌を否定しているわけではないです。⑤⑦という重たいパーツがあるなら、とことんまで重くなれというイメージです

では、続きまして2枚目の写真↓

だいぶ進行してしまいましたが、これ5を重ねたから二三のリャンメンターツを嫌ったわけではありません

3枚目の写真で捨て牌をご覧いただければと思いますが、西發の無駄ツモを挟んだ5巡目にあまり嬉しくない6をツモり、手牌にリャンメンが2つできてしまうんです。しかし、シャンポンが先に埋まれば絶好の待ちとなる一萬がこの段階で既に2枚切れていたことでリャンメンターツとしての価値が低くなっていたことと、配牌からいるリャンメンよりもツモでできたリャンメンの方が価値が高いと考えて、二三外しを決めます

そして、7巡目に5をツモり、場に1枚切れている中を半ば安牌候補として残し6を切り対子手に固定します。⑤⑦5は全てポンして聴牌取りは決めていましたが、47を引いてツモり三暗刻というのは拒否したかったためです。ただ、ここは6を残すという人もありだと思います。結果的には⑥をツモり同じ形のファースト聴牌を迎えます

⑤⑦5が枯れている場合を除きこれでリーチする人はほぼ皆無だと思いますが、この形から⑥ツモは当然アガるとして、⑥が出た場合どうするかは決めておく必要があります。私は、既に9巡目ということもあり、出たら北一盃口の3200で倒す心構えでした


運命の3枚目の写真↓

先ほどの写真の2巡後、ダマテン継続で親リーを受けた一発目に赤5を引いて最高形に発展しリーチを打ったところです

親と私の捨て牌を見比べると⑤も⑦も脇から出る牌ではないのが、ここまで来ると四暗刻をツモりたい私からすると嬉しい反面、配牌から重たいと感じていた⑤⑦が最後まで残った点がどうかなと思っていました。四暗刻聴牌って妙に自信がありその通りになることもありますが、今回は正直けっこう際どい勝負だろうというのが実感でした。脇の2人はベタオリなので、いよいよドラを重ねて持っているのは親リーということですからね

トップ画と同じですが、最後、嬉しい和了形↓

結果的に⑦をツモり、赤裏3の役満祝儀を倍増する8000-16000で勝負を決めることができましたが、悔しそうに親が見せて来た手はドラ頭&赤1あるペン⑦待ち親満! 本当に1牌の後先でアガリをモノにできた、というか、チーで一つツモがずれてたら親に喰い流されてた⑦ですね。上下で考えると、打点で38000点、チップで25枚差もある!(笑)
なので、本当に大きな⑦となりました。私の手元に来てくれたことに感謝です!

ちなみに和了形で理牌の並びが変わっているのは、槓材があるからです。槓材を右側に持っていき、いざ暗槓して牌を動かすときに待ち部分とぶつからないようにするためです。

出来すぎな話で恐縮ですが、四暗刻を作るときの参考になれば幸いです

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