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麻雀を始めたきっかけ

麻雀歴がそろそろ軽く25年くらいになる背脂餃子老師です

私が麻雀をするきっかけは亡くなった伯父でした。伯父は私が子供の頃好きだった将棋も強かったですが、バブルの頃のゼネコンでブイブイ言わしてた人なので、徹マンの話とか一晩で一月分の給料すった話とか、当時中学生の私には血湧き肉踊るものでした(←頭おかしいかな?笑)

最初に聞いた麻雀は、実は鳥撃ちありのマイナーというかゼネコンローカルルール。残念ながら伯父とそのルールで卓を囲むことはできなかったですが、最初に鳥撃ちを聞いたので忘れ得ぬ記憶となりました。特に私の両親は酒、タバコ、ギャンブル、全てやらない人だったので、余計伯父の悪い遊びの話に惹かれたのだと思います。ただ、当時は実家に竹牌(牌の背が竹でできているもの)はあったのですが、面子がすぐに集まるわけではなく、竹牌を触りながらなんとなく並べてみたり、麻雀が出てくる深夜番組を見たりするのがせいぜいでした。だいたい、中学生ですし!(笑)


転機が訪れたのは、麻雀のことを忘れて入学した地元の進学校。何気なしに同級生から誘われたトランプ。最初は大貧民。ただ、私は大貧民がかなり得意でかなりの率で一抜けしてしまっていました
そこで、次に提案されたのがセブンブリッジ! ご存知ない人もいるかと思いますが、このセブンブリッジはトランプを使った簡易麻雀なんです。リーチや役はないですが、「ポン、チー、ロン、ツモ」と麻雀用語を使います。ルールを簡単に言うと7枚麻雀で、セブンつまり7の札は手札で使ってもよし、抜いて晒して使ってもよし(要は三麻の抜きドラみたいなもの)、どちらで使ってもスコアが倍になるボーナス札。これが休み時間の娯楽としては最高に面白い。熱中し過ぎて数十回もトランプ没収(もちろん校則違反で)されましたが参戦希望のプレイヤーは増える一方
しかし、いつしか小銭を賭け始め(笑)、それがそのうち先生にバレ、主犯格全員が廊下に並べられ学年主任の拳骨を食らったところでさすがに一旦下火になりました。それにここは地元一番の進学校。成績は貼り出されていましたし、本当なら他の人より少しでも上に行くべく休み時間も勉強するくらいのところでしたからね
そこで、一年生の末期ぐらいから学生の本分に戻り、ゲーム類は封印し勉学に勤しみます

しかし、いよいよ勝負の一年となった高校生三年生~♪…、事件が起こります
それはGWの数日前、自習時間にたまたま同級生の一人が所属していた文化部の部室で紙麻雀を見つけてしまうのです! そして、これが本当にたまたまなんですが、その時いた6人が全員麻雀を知っている、もしくは強い興味を持っていたんです! 後は推して知るべし。その日、自習時間、昼休み、午後イチの学年全体体育を続けてサボり、抜け番ありの紙麻雀に没頭。すぐさまルール統一の必要性を感じ、帰り道に麻雀本を数冊買い、ほぼ1週間の回し読みでなんと全員がルールと役と基本的な打ち方を把握。流石地元一の進学校、地頭が良いのでまさに乾いた砂に水が染み込むように麻雀を受け入れます。そして頭を使うことが好きな本能が囁きます「これは滅茶苦茶面白くて、相当奥が深いゲームだぞ。そして、もう止められないぞ…」と(笑)
トランプゲームなんて児戯に等しいくらいに感じるレベルで面白かった。伯父が楽しそうに麻雀のことを語る気持ちがわかってきました(ヒリつく楽しさを知るのはもう少し先です)

かくして受験勉強真っ只中の高校三年生の5月。我々は麻雀箱の蓋(ウチの竹牌)を開けてしまうのです。そして、GWの最終日には手積みの徹マンを経験し、夏休みにはみんなで集まって勉強会だと偽り、徹マンをたびたびやるだけでなく、抜け番仮眠ありながらも二連徹の麻雀(なんと手積みで半荘40回以上)すら経験。センター試験前日も「いまさら勉強しても変わるかい!」と麻雀してから試験会場に向かう始末
しかし、ここまで麻雀にはまっていながら、6人中4人が首都圏の有名大学にストレート合格(驚くかもしれませんが、東大もいます)、1人が地元の県立大学、残る1人も一浪したものの有名大学に合格し、首都圏でも高校時代の麻雀面子がそのまま集まれることに!
この快挙にはもちろん大きな理由があります。それは放課後や休日に精一杯麻雀しつつ志望校に行くためには、復習の必要がないくらい授業に集中するしかないということ(笑) 。6人全員塾の類いには行っておらず、麻雀を楽しむために目の前の授業に全力投球をしたらなんとなく現役合格という、謂わば麻雀超回復とでもいう勉強法
結果オーライではありますが、この方法は社会人にも、否、社会人にこそ有効なものだと思います。残業せずに集中して仕事をし、空き時間を趣味や家族に充てる。ね、なんだか正しいこと言ってる気がしてきますよね?(笑)

以上麻雀と出会ったころの私でした

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