見出し画像

わたくしの作曲の歩み その②

前回の記事では,これまでの作曲を振り返っていました。
今回はその続きです。

■ ある日,自作曲が作れなくなる…

既存曲のカバーを経て,自作曲の数を段々と増やした時期。
自作曲が増えるにつれ,Garage Bandから別のDAWに切り替えました。
ですが,ある日突然壁にぶち当たります。

自作曲が思いつかない!

そうです。ある日突然,曲のメロディーラインが思いつかなくなったのです。
時々浮かんではくるものの,しっくり来ずに「お蔵入り」する事が
多々ありました。
辛かったです…。
人生,こんなにつまんないのかと思いました。

ですが悩んでばかりではいられません。
これを機に,これまでの作曲スタイルを見直してみました。
その結果,3つの答えが出ました。


■スランプからの脱出 ~音色の統一をやめた~

前回の記事でも述べましたが,
メロディーラインを奏でる音は全曲で統一していたのです。
ですが,気がつきました。

メロディーの音色を統一しては,曲に個性が無くなる!

もっと早く気づけよ!と言いたい位です。
そして今思えば,
景色を表現する事と音色を統一する事は,
矛盾していますね(少なくとも自分はそう思います)😂

兎にも角にも,こんな事に気づき,
「音色の発掘」に取り掛かりました。
ですが,そう簡単に音は見つからず…苦労しました。
シンセサイザー音源を外部からダウンロードしたり,
見つけてはエフェクターをいじり,自分好みの音に変えたり…
そうこうして,納得のいく音を幾つか見つけました。

すると,新しい音に出会った事で,
今までは思いつかなかったメロディーラインが浮かびました!
今でも新しい音を探求していますが,
たまにこういう事が起こります。
新しい音色に出会う事で,新たな自作曲ができる事を学びました。

1つの音色にこだわりすぎない。
今でも大切にしている事です。


■ スランプからの脱出 ~ベースの活用~

恥ずかしながら…
当時の自作曲ではベースを使っていませんでした😅
メロディー演奏に用いた音の「低音域」を
ベース代わりに使っていたのです…。

うーん…ベースだけに,キホンがなってませんでしたね。
話を戻して,
ベース(ギターとシンセ両方)もDAWで探しては,
エフェクターをいじっていました。
何とか納得のいく音が見つかり,曲中で演奏しました。
すると,曲に「重み」がついたのです(そりゃそうだ!)。
さらにベースの重低音により,高揚感が高まりました!

ベースの活用とメロディー考案に直接の関係はありませんが,
曲のクオリティを少し上げられ,モチベーションが向上し,
スランプからの脱出に繋がったと考えています。

・ベースは曲に重みをつけ,高揚感を高める。
・あると無いとでは大違い。 それくらい重要な存在!

ベースを使う事で見出した教訓です。
そのため今の作曲でも,ベース(重低音)を大切にしています。


■スランプからの脱却 ~自動演奏システムの活用~

これまでの自作曲において,ドラムはフリー音源のものを使っていました。
ですが新たに使い始めたDAWに,
自動でドラムを演奏する機能がある事に気づきました。

ドラムの種類,演奏パターン,鳴らすパートを選択でき,設定に基づいて自動的に演奏してくれる機能です。
つまり,自分好みの演奏を機械がやってくれるという優れものです。
もはや使わない手はありません。
フリー音源をやめて,この機能を使う様になりました。
おかげで,ドラム演奏の幅が広がりました!
今思えば,この機能が自作曲を考える助けになったと言えます。

■ また,自作曲を作れる様になった

新たな音の探索,ベースや自動演奏の活用
この3つの改革により,再びメロディーが思いつく様になりました!
そして,また自作曲が増えました。
大袈裟ですが,再出発を果たしたのです。


■そして,EDMと出会う

再び自作曲を作れる様になった矢先,私はこんな曲を知りました。
それが,見出しにもあるEDM(Electric Dance Music)です。
アップテンポなメロディー,クールな電子音,重低音
この3要素が,自分の気持ちを昂らせました!
無論,この時までEDMは作った事がありません。

そして,こう考える様になりました。
EDMで自分の作品を作りたい。
自分でEDMが作れたら,きっと生活が楽しくなる…。

これがキッカケで今,EDMを中心に曲を作っています。
なお,今まで「自然・風景」をテーマに曲を作っていました。
それもあり,EDMを作る今も「自然・風景」をテーマにしています
(例外はありますが)。


■今の作曲の矜持

さて,長々と作曲の歩みを話してきました。
色々ありましたが,だからこそ今の作曲があると思っています。
では,「今の作曲で大事にしている事」は何か。
最後にそれを書いていきます。

① メロディーは「思いつき」で考える
今まで「メロディーを考案…」とありましたが,いずれも
思いつきで口ずさんだ・もしくは演奏したメロディーです。
ですがその方が,テンションの上がるメロディーラインが出来るんです!
この経験から,今でも口ずさんでメロディーを考えています。
そして1フレーズから色々肉付けし,メロディーラインを完成させるのです。

② テーマを明確にする
作りたい曲のテーマを前もって決める事で,
キーやリズムを絞り込めます。
すると,思いつきでメロディーを考え易くなるんです。
個人の意見に過ぎませんが,テーマを決めてから作曲をしています。

③ベースを大切に
先ほども述べた様に,ベースの存在が曲のクオリティを左右させます。
どんなにテンションの上がるメロディーでも,
ベースが脆弱では意味が無いのです。
だからこそ,自分の曲ではベースの音が目立つ様にしています。

④常に,新しい音を探索する(1つの音に拘りすぎない)
聞いた事のない音色との出会いが,インスピレーションに繋がる。
そして表現の幅が広がる。
こうした背景から,今でもシンセサイザーを漁り,
新しい音を作っています。
クセのある音色が多くて苦労していますが…。

実を言うと,この他にも色々ありますが…キリがありません。
「特にこの4つを大切にしている」という感じで
捉えて頂けると幸いです。


3回にわたり,自己紹介をしました。
お付き合い頂きありがとうございます!
次回からは,自分の作品をちょっとずつ発信していきます。
お楽しみに!







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?