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群青色のキャンバスに 筆を一振りすれば 彩どりあざやかに 発光するインクが リズムよく飛び散り 心に重く打ち込まれ 恋模様を描き出す 夏の夜だけに かけられた魔法 あなたを待つ わたしの纏う浴衣は 紺地だったかしら それとも 白地だったかしら *** >> 花火大会? あんまり行ったことない << ねぇ、冗談でしょう? 恋をしたら イコールで結ばれても おかしくないと思っていた 「花火大会」 好きな人と それはもちろん 好きと通じ合う前の人とでも 人
仮の世界の湖の前 仮の打ち上げ花火を 仮の姿のあなたの隣で見上げながら 夜通し聞いたあの曲を 未だって私は聴くの *** まるで夢のような一日だった あんなに楽しく過ごせるなんて 思いもしなかった すべては仮想世界で起こったこと 仮のわたしへ想いを託し 現実世界へ戻ってくる 「想いが通じ合えて良かったわね、彼のことが好きだったんでしょう? 」 そう ”わたし” に問いかけた 仮想世界の想いは 現実世界に持ってきてはいけない それはあなただって同じこと 綺麗に