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小学校受験の思い出

小学校のお受験シーズンもひと段落
我が家は東京の第一志望校にご縁があり、お受験卒業を迎えることができました。熱もだいぶ冷めてきたので、お受験を振り返りたいと思います。 

小学校受験をなぜしたのか?

ずばり中学受験回避です。
共働きでただでさえ平日ゆっくり子どもたちと向き合えないのに、思春期前の最後のかわいい時期を受験で忙しなく過ごしたくない。
これが1番の理由です。

小学校時代こそ、子どもの興味のあることにしっかり寄り添って知的好奇心を育みたい。

中学受験もその後の学習習慣や成功体験を積ませる点でいいのかもしれませんが、それより色々な経験や家族との思い出を作って自己肯定感をつけさせたい。

もちろん中学受験を目指しても、どっしり構えて知的好奇心や自己肯定感を損なわずに、子どもを育てていらっしゃる家庭はあると思いますが、わたしは無理です。

私も主人も公立小学校出身の中学受験組。

子ども目線でどんな日々が待っているか、親のサポートがどれだけ必要か、思い出すだけで、うっとなります。
その一方で、もし中学受験をしたら狂気全開にマイルストーン組んで、最上思考で難関校を目指すお受験ママになります。これは確実です。冷静ではいられません。

そんなに中学受験が嫌なら公立中学からの高校受験すればいいという考えもありますが、公立中のイメージが悪すぎて、そんな割り切りはできません。

ということで、小学校受験は縁故もなく、未知の世界でしたが検討を始めました。

志望校の条件は小中高一貫。
いろいろな学校の説明会に年少のころから通い、志望校を探しました。

そして本腰を入れるきっかけになった理由は2つ。

  • コロナ禍での私立と公立の対応格差

  • 通学させたいと思う学校に巡り合えたこと

私立の対応がすべての面で良かったとはもちろん思っていません。公立の先生方も現場で試行錯誤されたと思うのですが、組織としての対応の遅さは側から見て気になりました。
例えば、オンライン授業への移行もそうですが、イベントや部活の中心・延期など。

制約のある中でできることを柔軟に組織レベルで取り組めるのは私立校ならではだと思います。
何か不測の事態が起きたときの安心感。
これが私立校の志望度が高まった理由の一つです。

そして何よりここだ!という第一志望校を見つけたことでギアが入りました。
これは間違いなくたくさんの学校説明会を聞いて比較できたからです。
実際に学校見学も行き、先生方や学校の雰囲気を感じ取れたのも大きかったです。

第一志望校が決まると、日々ペーパーで何をやる必要があるか、習慣的に身につけるべきことが、明確になります。新年長前には決めることをおすすめします。

どんな準備をしてきたか?

情報収集とペーパー対策、願書・面接対策の3つに分けて紹介します。

❶情報収集
❷ペーパー対策
❸願書・面接対策

❶情報収集

自分で直接見聞きした情報のみを信じることにしていました。
結局入らないとわからないことが多いですし、ネット情報は信用できないので。
直接というのは、学校説明会で語る校長先生の内容、学校見学や個別相談会で感じた先生方の雰囲気、通学途中の在校生や保護者の様子などです。

1番参考になったのは在校生の保護者。
親子共に長い付き合いになりますし、保護者が語る内容や装い、雰囲気が直感的に合わなそうな人が多いところは入ってから大変なので志望度は下がりました。

❷ペーパー対策

最後の最後に短期集中でやるというのは、共働きの生活を考えると難しいので、細く長く作戦をとりました。

毎朝10分以上、これを年少から毎日続けました。
調子が出ない日もありましたが、継続は力なりです。
学習習慣がつき、それが本人のためなると信じて、ゆるく時には厳しく毎日続けることを最優先に取り組みました。

使ったドリルは書店で買えるものを片っ端から。
運筆、数、点つなぎ、話の記憶、しりとりなど。

定期的にテストを受けて間違えたところを中心にばっちりくんドリルで集中的に特訓をしました。

志望校が決まってからは過去問と学校別対策のドリルを繰り返しやりました。

❸願書・面接対策

あえて合格された方の願書などは見ませんでした。
完全オリジナルです。
幼児教室の先生に見て貰いましたがほとんど添削はなし。住所を漢数字で書くなど、細かなマナーのところだけ見てもらいました。

忙しい時期は?

10月に神奈川県私立小学校の考査ラッシュ
そして11月1日、2日と怒涛の東京私立小考査ラッシュ。

私はこの考査周辺が忙しいと思っていました。
そしてその時期に向けて仕事の調整をしていたのですが、、、
実は、違ったのです。

忙しい時期は、願書提出前、面接前です。

わが家はそれぞれの2週間前からがピークでした。

仕事の調整をするならこの時期です。

考査当日は子供だけ。
最後は自信をつけさせるために、詰め込んだり、新しい問題に取組むことは避けます。
気をつけるのは体調管理と誉めることくらい。
心労はかなりありますけど、忙しくはないです。

願書は、手書きです。泣
一字足りとも間違えてはいけないプレッシャー。
欄に入り切るように残りの文字数とスペースを考えながら微調整。
これが本当に大変でした。

集中して書かないといけないので、子どもが起きてる時間はできません。
寝かしつけてから夜な夜な書く。
本来ならだらけてる時間帯を願書作成に費やす日々。
さらに仕事も調整していなかったので、ピークと重なり辛かった。。。

願書作成時期は、主人と同じ日に有給を取って短期集中で取り組むのが一番効率的だったと振り返って思っています。

面接は、前もってしっかり練習するのが理想ですが、本格的にイメトレを始めたり、声に出しての練習は日程が決まって差し迫ってきた2週間前あたりから。

これも仕事で疲れて帰るとやる気にならず、1日数問が限界。
この練習時期に仕事のピークは避けた方がいいです。

合格のポイントは?

ここまで読んでくださった方すみません。
正直わかりません。自信なしです。

第一志望校はご縁があったのですが、他は軒並み桜咲かずだったからです。
中学受験や大学受験と違いペーパーが単純にできればいいというわけではなく、運動神経抜群であればいい、子役並みに面接の受け答えを仕上げればいいというわけではない。
では、何をどうすればいいか。
第一志望と他は何が違ったのか。

違いは3つ。

・各種イベントへの参加頻度
 (学校説明会、個別相談会、学校見学など)

・学校の教育方針への理解

・熱意

1点目は足切りラインに引っかからないようにすべて参加しました。

2点目と3点目は、面接や願書でやはり差がでるのだと思います。
毎年毎年先生方は、何百というご家庭の願書を読んでいるわけで、本気度を汲み取ることができるはずです。

会社で新卒採用をしていたとき、何百のエントリーシートを読みました。
教科書的でどこにでも使えそうな文章と、拙いけど本気で入りたい想いを感じる文章では明らかに違います。同じようなことが願書や面接でも言えるだと思っています。

これらのポイント。
複数の学校でやるのは負担が高いです。
共働きで日々時間が取れない場合は、早めに志望校を絞る、これにつきるのだと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
都内共働きで小学校受験に興味がある方の参考になれば幸いです。

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