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誰かにオススメしたい本・映画・アニメ・ドラマ~書く習慣1ヶ月チャレンジ15日目~

はじめに

 早いもので「書く習慣1ヶ月チャレンジ」を始めてから、15日目を迎えました。
 この企画をやってみようと思ったきっかけは、いしかわゆきさんの『書く習慣』を読んだことです。本書には文章を楽しく書くためのコツが書かれています。その中から自分が実践して「あ、書くことを上手く習慣化できているな」と実感できたものをいくつかご紹介させていただきます。

ハードルをうんと低くする「5分マジック」(p.83)

 それまで僕はまとまった時間の取りやすい休日に原稿を執筆していました。ところが、気分が乗らず1行も書かないまま終わるということが続いたので、通勤電車や昼休みなどのスキマ時間を活用する方法に切り替えていきました。その結果、記事を書き上げるスピードが以前よりも速くなりました。ゆぴさん(いしかわさんのペンネーム)がいうところの「思考停止時間」(p.87)を執筆に充てることで、書くことへの心理的なハードルがぐっと下がったのです。

誰かの「日課」にしてもらう(p.207)

 前述の方法で弾みが付いた僕は、毎月最終土曜日の午後9時~10時にnoteを更新することにしました。何らかの形で自分の文章が就寝前の読者の心に残っていますように。この時間帯にしたのは、そのようなささやかな願いがあったからです。他のnoteクリエイターさんから「スキ」の通知が届いたときは、自分の文章が誰かにとっての「日課」になっているのだなと強く実感できます。

おわりに

 最後に本書の中でも特にお気に入りの一文を紹介したいと思います。

 自分を素直に文章で表現することで、周りの勝手なイメージに縛られるのではなく、本当の自分が見えてきます。
 それが、自分が自分にかけた呪いを解く「魔法」になるのです。

いしかわゆき『書く習慣』p.265

 ここでいう呪いとは、「中卒」「ADHD」「人見知り」など、世間一般的にはマイナスイメージのある特性のことを指しています。それゆえに生きづらさを抱えている人も少なくないでしょう。
 「ADHD」(注意欠如・多動性障害)のゆぴさんもその一人です。ポンコツともいえる自身の性質を治すのではなく受け入れる、できないとちゃんと認めた上で「「じゃあどうすればいいんだろう?」とはじめて自分のことが見えるようになる」(いしかわゆき『ポンコツなわたしで、生きていく。 ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす』技術評論社、p.64)と別の著書で語っています。
 かくいう自分も「コミュ障」であることにコンプレックスを抱いていました。しかし、前述の方法を実行に移したことで、心の中のモヤモヤがすーっと晴れていくのを感じました。noteという自分を表現できる場所ができた結果、息をするのが随分と楽になったのです。

コンプレックスやマイナスだと思っていることも、発信してみると、自分を肯定できるようになる。

いしかわゆき『書く習慣』p.267

 その時の気持ちを大切にしながら、これからも投稿を続けたいと思います。

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