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目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう

SDGs目標への取組みは、私たちひとりひとりが、それぞれの企業が、着実に行うことが大事です。
特に、日本では企業数の99%以上が中小企業なので、SDGsにも中小企業の取組みが必要です。


地域中小企業がSDGsを導入するためには、SDGs取組み事例がヒントになり得ます。
そこで、各企業、団体等の取組みをSDGs17目標に沿って、紹介していきます。

今回は、造船会社が地域SDGs資源を活用して新たな産業基盤をつくった良い事例をご紹介します。


大島造船所は長崎県西海市の造船会社で、数ある船種のなかで最も汎用性が高くニーズが強いばら積み貨物船の建造に特化しています。建造船を絞り込むことにより、ばら積み貨物船建造に最適化された建造工程・設備を備え、世界一の建造効率を実現してきました。


大島造船所では、基幹事業の造船事業に加えて、多様な産業基盤をつくっています。
例えば大島酒造。農業振興を目的に、町・県内酒造メーカーの参加を得て、1985年に第三セクター方式で設立された焼酎会社で、大島造船所がある大島の特産品である さつま芋(紅あずま)を原料とした焼酎を製造しています。西彼杵の清らかな「伊佐の浦川」の自然水を用い芋を磨き上げ、杜氏の技で醸しあげた芋焼酎「磨き大島」、厳選された麦と名水とコニャク樽のハーモニーが奏でる麦焼酎「529」、長期熟成の「大福帳」などがラインナップされています。

例えば大島トマト。糖度9度以上のトマトは「ルビーのしずく」として販売、贈答品としても好評です。また、2~5月にはトマト狩りを開催、毎年多くのお客様が参加されています。


地域に根差した企業であるがゆえに地域の良さを深く認識でき、地域SDGs資源を活用して新たな産業基盤をつくった良い事例としてご紹介しました。

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出典:大島造船所