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【0270】SDGs✕Tech:AIが引き出す人間性

スマートスピーカーや音声での検索など、人間がコンピュータに質問して何かの答えを聞くというシーンはよく目にしますが、それとは逆のアプローチで面白いものがありました。

アーティストのビリーアイリッシュが、AIから質問されたものに答えていくというもの。

質問はビリーアイリッシュに関する検索から作られているそうです。
※検索の関連ワードを拾っているのか、検索した時に出てくるWEBサイトのページ情報から拾っているのかはわかりません。

質問というより発問や問いに近い

よく、ワークショップデザイン等でも話題になるものとして、「質問」「発問」「問い」というものがあります。

いわゆるアーティストへのインタビューは、これで言うと「質問」が多いように思います。
ところにより、「週刊誌に載せやすい、こういうワードを引き出してやろう」という発問もあるかもしれないですが、人間性を深く探るような「問い」になることは、あまり無いんじゃないかなと思います。

AIがこういう質問をすると、個人の内省力や価値観など、深い部分に勘ぐりなく素直にアプローチできる良い例じゃないかなと思いました。

AIは人間の力を増幅させる

AIは人間の仕事を奪うのではなく、エンパワーメントしてくれる存在だ。という話はよく聞くことがありますが、人間力を深く問いシーンにも、こんな使われ方ができるんだなという発見。

AIだから問えること
AIだから答えられること
AIだからといって、保留したくない問いも出てくること

人間だけができそうな「問い」というアプローチのサポートにも、AIの力を借りることで、もっと違う、ヒトの中身へのアプローチの仕方が出てくるかもしれない。

完全な人間性を持たない方が機能するコミュニケーションというものも、存在しそうです。

ビリーアイリッシュ聞こ。


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