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【0909】第5回ジャパンSDGsアワード:ゆめ伴プロジェクトin門真実行委員会

第5回ジャパンSDGsアワード、受賞団体を見てましたシリーズです。※まだ外務省のページでは受賞理由などは公開されておらず、各社の取組と発表内容を調べてみた限りの内容になります。

特別賞:ゆめ伴プロジェクトin門真実行委員会

特別賞3つ目は、認知症の人や高齢者が地域社会で輝ける場や活動を創出するプロジェクトを展開されている、ゆめ伴プロジェクトさん。

「認知症のお母さんに、以前のようにキラキラ輝いていてほしい。認知症になったからといって希望を失ってほしくない。できることも、やりたいこともまだまだあるはず!」
 そんな家族の声から、認知症の人が街の中でキラキラ輝く場や活動をもっと創っていこう!と、門真市介護保険サービス事業者連絡会と門真市社会福祉協議会、くすのき広域連合門真支所、地域活動団体が連携し「ゆめ伴プロジェクト㏌門真実行委員会」を2018年4月に発足させました。
認知症になっても夢をかなえる道のりを、まち全体で伴走していこうということで「ゆめ伴プロジェクト」と名付けました。

上記サイトより

という大阪の門真から始まったプロジェクトのようです。

○数々のプロジェクト

サイトを拝見すると、認知症の方が「やりたい」と思ったことへの伴走から、様々なプロジェクトを展開されているようです。いくつかご紹介すると、

ゆめ伴マーケットは、地元のタオル会社の取締役の女性から「長年働いてくれていた元従業員が認知症となり施設に入所してしまったが、薄れゆく記憶の中で少しでも一緒に楽しめる機会を作りたい」という想いがきっかけとなり開催に至りました。

上記ページより

というきっかけでスタートした、認知症の方がお店をするマーケットや、

同じく認知症の方が店員をするカフェなど。
注文をまちがえる料理店の常設版という感じかもしれないなと思えるプロジェクトも。

○数年続く「RUN伴+門真」プロジェクト

中でも、ずっと続くプロジェクトもあるそうで、

2016年から毎年(たぶん)開催されているランニングイベントなども。

○認知症はグラデーション

「認知症」と病名がついてしまうと、その瞬間から別人格のように考えてしまうことがあるかもしれない。ただ、そこには当たり前ですが、連続性やグラデーションが存在していて、本人の生活の延長に認知症があるだけという状態という話をお聞きしたことがあります。

認知症の専門医だった方で、自らが認知症になったことで身をもって知ったことを綴ってくれている記事。

認知症って自分の延長にあったのかもしれないと感じれる、その世界の歩き方の本。

書き方が正しいか分からないですが、ある意味、子供と接するときにも気をつけたいことと同じで、「何をしたいのか、何をしたくないのか、待つ」「単純化する」など相手を想像するコミュニケーションが大事なのかもしれないなと思います。

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