【0551】第4回ジャパンSDGsアワード:株式会社キミカ
第4回ジャパンSDGsアワード、受賞団体を見てましたシリーズです。
SDGsパートナーシップ賞(特別賞):株式会社キミカ
アルギン酸の製造・販売の会社、キミカさんの受賞。
業界トップメーカーだそうで、その本業の中での取り組みが、「漂着海藻」を原料にするというサステナブルな取り組みをされているそうです。
原料からの加工についても電力や熱源を消費せずに行っているビジネスモデルだそうで、このやり方でトップメーカーになっているというのがすごいですね。
◯アルギン酸とは
アルギン酸のおかげで海藻は海中でしなやかさを保てているそうで、
藻体中でのアルギン酸は、海中に含まれるさまざまなミネラルと塩を形成し、ゆるやかなゼリー状態で細胞間隙を満たしています。波に揉まれ海水中を揺らめきながら生長する海藻のしなやかさは、このアルギン酸がもつ独特な物性によるものといわれています。
という、海藻の主成分の食物繊維になるそうです。
応用範囲も広く、
食品・医薬品・化粧品・染料・溶接・飼肥料と幅広く、食品の中では
アルギン酸は、増粘剤、ゲル化剤、乳化剤、安定剤、麺質改良剤など食品の品質を向上する優れた機能を持っています。
現在、アイスクリーム、ゼリー、パン、乳酸菌飲料、ドレッシング、即席麺、ビールなどさまざまな食品に利用されています。
という使われ方をしているそう。海藻のあのネバネバの素なのかもしれません。水と油を混ぜたり、食べられる素材でくっつける役割などがありそうですね。そういった機能を色んな用途に使われているんですね。
◯キミカSDGs宣言
そもそものビジネスモデルがすでにサステナブルなモデルではありますが、「キミカSDGs宣言」として、幅広い取り組みへの宣言もされています。
貧困をなくそう。の取り組みではチリ漁民の収入の安定化。つくる責任つかう責任では、そもそものビジネスモデルの中に組み込まれた製造方法がサステナブルに仕組まれていたりなど。
その他の取り組みも含め、そもそもの創業の精神にサステナビリティがあるというのもスゴイですね。
↓「創業の精神にサステナビリティ」という紹介ページ
元々の創業からずっとやり続けてきたことではあるものの、それが実はサステナブルなことだったという気付きも、他社が学ぶべき非常に良い参考事例になりそうです。
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