【0232】SDGs✕Tech:TOAワールド・ツアーTOKYO③

TOAワールドツアーTOKYOに行ってきたお話の続きです。
その②はこちら

フードテックにまつわるいろんな企業さんのプレゼンテーションがありました。10分と短い時間でしたが、どの方も面白い取組を紹介されていました。

オープンミールズ / 前例のない未来の作り方

SXSWでの寿司の3Dプリントや遠隔伝送などで有名な電通の方の講演。この日、まさにコロナ対策で電通汐留ビルにお勤めの方は全員在宅勤務という状態になったこともあり、遠隔でのプレゼンテーションでした。遠隔である程度のことは全然できちゃいますね。

これまで6つほどのプロジェクトをしているそうで、有名なSUSHI TELEPORTATIONは、第4弾の取組だったそうです。

その次にも面白い取組をしていて、
第5弾:「.CUBE」
JPEGやPNGやPDFのように、フードがデータ化されて3Dプリンタで出力できるような時代になった時、そのデータの標準規格というものが必要だろうということで、それをホントに作っちゃったというプロジェクト。

第6弾:「SUSHI SINGULARITY」
寿司の特異点を越える。というプロジェクトで、これまでの寿司の転送や3Dプリンタによる出力のさらに先、自分の遺伝子情報を採取して送っておくことで、健康状態などから今食べるべき寿司を作ってくれる場所だそうです。
このプロジェクトはコンセプトモデルではなく、2020年秋に東京に本当にオープンさせる計画だそう。

第7弾:「SYBER WAGASHI」
つい最近発表されたそうですが、季節の変化を感じることのできる和菓子だそう。気象情報から和菓子を3Dプリントするそうです。過去の気象情報も未来の気象情報も使えるそうで、「100年後の最も暑い日の和菓子」「東京の空を初めて飛行機が飛んだ日の和菓子」というものも作れるそう。
こちらも実食イベントがあったそうですが、すぐに予約で完売だったそうです。

これらの前例のない未来の作り方として、いわゆる「ムーンショット」的なプロジェクトの進め方をお話してくれていました。

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飛躍的なアイデアからスタートしつつも、それを専門家に取材してリアルにビジュアライズすることで、たくさんの人の賛同を得られてプロジェクトを加速させていくということでした。
「寿司、転送したらおもろない?」だけだと人は集まりにくいと思いますが、それってホンマに実現したらこうなるんやな。というのを専門家の知見とともに見える化すると、色んな人が「ほー、なるほど。こうなるのね。じゃあ、こんなこともできるんじゃない?」という仲間が増えていくという感じ。実践したい!ですね。

2020.03.01その④を書きました。


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