【0244】認証マーク調べてみた:GOTS認証って?

認証マークについて調べてみるシリーズで、GOTS認証を調べてみました。

サイトタイトルにもありますが、オーガニック繊維の認証制度だそうです。Global Organic Textile StandardでGOTS認証。

テキスタイル分野のオーガニック認証とは?
オーガニックのテキスタイル認証については大きく二つの考え方があります。
一つはオーガニックで栽培された原料繊維だから、それにふさわしい環境負荷の少ない製造加工をすべきであり、原料のオーガニック繊維の含有率も一定のパーセント以上を使用し、そのトレーサビリティーを確認しようというものでオーガニック・テキスタイル認証ではGOTS がこの考え方で主流を成しています
もう一つはオーガニックを一定量(例えば5% でも)使えば、製品の製造加工方法は従来の方法でも良いというもの。

とのことで、よりオーガニック繊維の含有率等も厳しいのがGOTS認証のようです。

原料と製造

GOTSもFSC認証等と同じく、原料がちゃんとオーガニックか、製造工程も同じくそれに見合う環境配慮がなされた状態で製造されているか、その一貫性をもって認証をしているようです。

2種類の基準

GOTSのラベルには、「Organic」=製品の95%以上が認証されたオーガニック繊維、「Made with Organic」=製品の70%以上が認証されたオーガニック繊維を使用したもの、の2種類がある。Organicでは5%未満、Made with Organic では30%未満で使用可能なオーガニック繊維以外の天然繊維と化学・合成繊維についても規定されている。

とのことで、より厳格なものと少し甘め(とはいえ70%以上)の2種類があるそうで、それ以外の部分も細かく規定されている厳密さです。

認証の仕組み

GOTSの認証は、この基準に従って製品を製造加工する事業者・輸出入する事業者がGOTSのアプループされた認証機関に申し出て、年1回の現場検査を受け、残留物試験をクリアすると与えられる。
認証の範囲は業務認証(メカニカルな製造、湿潤加工、貿易)と、製品認証とで構成される。

だそうで、【業務】と【製品】の2つの範囲があるそうで、こちらも年1回監査があるという更新式で、さらに一度申請してからの認証期間は3年だそうです。

GOTSマニュアルというものもあり、日本語版もありましたが、41ページに渡り、非常に詳細なところまで記載されています。漂白方法はどうしないといけないとか使用を制限されてる成分とか、細かなチェックリストとともに記載されてます。

日本語版マニュアル

GOTS認証を受けている製品

GOTS認証を受けたオーガニックコットンを使った製品として、WEBサイトに記載のある製品がいくつかありました。

(我が家の寝具はこちらw)

楽天さんでも「GOTS認証」と検索すると、

https://search.rakuten.co.jp/search/mall/GOTS%E8%AA%8D%E8%A8%BC/?f=1&grp=product

タオルからベビー用品など、非常にたくさんの製品が検索にヒットし、バナーにもGOTS認証のロゴを入れていて、訴求軸として成立しているようですね。

オーガニックコットンと言えば!イケウチオーガニックじゃない?と思い、調べてみると、

GOTS認証の表記は見当たらず、自分たちで一番信頼できる認証されたコットンを使用するという取組をされているようです。
(これは調べ始めると一本以上の内容になりそうw なのでまた後日)


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