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【0545】第4回ジャパンSDGsアワード:一般社団法人Waffle

第4回ジャパンSDGsアワード、受賞団体を見てましたシリーズです。※まだ外務省のページでは受賞理由などは公開されておらず、各社の取組と発表内容を調べてみた限りの内容になります。

SDGsパートナーシップ賞(特別賞):一般社団法人Waffle

IT分野でのジェンダーギャップを埋めるための活動という、課題点を研ぎ澄ました活動をされているWaffleさんの受賞。

以下の活動内容が評価され、今回の受賞につながったそう。

・日本国内の女子中高生をターゲットに、オンライン・コーディングコース「Waffle Camp(ワッフル・キャンプ)」の提供
・国際的なビジネス・アプリコンテスト「Technovaton Girls(テクノベーション・ガールズ)」の日本支部の運営や他企業と協働でIT教育イベントを実施
・代表・田中は日本政府主催の国際女性会議WAW! 6thのユース代表として、ITやSTEM分野の女子教育の重要性を提言
・2020年9月より東京都主催女性ベンチャー成長促進事業「APT Women」第5期生として採択
・2020年Forbes JAPAN主催「世界を変える30歳未満30人」のソーシャル部門を受賞

◯文系理系は日本だけ?

女性のIT・理系に少ないという課題、日本特有な原因って何かなと考えると、「文系とか理系に分かれているのは日本くらいだ。」というあの都市伝説的な話が原因かな?と思ったのですが、調べてみると、実は文系理系に近い概念は海外でもあるそうです。

しかもこの記事によると、海外でも文系的な方向に女性というイメージは、先進国になるとつきやすいそう。

◯大学受験が課題

前述の記事によると、文理の概念は海外でも同じ。かつ理系に男性が集まりやすいのも同じ。で、違うのが大学での文理の「パキっと分かれた感」だそう。

海外では大学時代でも文と理の専門は分かれているものの、行き来がゆるいそう。日本は大学受験を経験すると「自分は文系だから」という意識が芽生えやすいのだとか。(自分も文系だからとよく言います。。)

なので、日本の理系分野に女性が少ない課題は、「元々分かれていきやすい傾向にある。しかもその分断を強調してしまう構造」というのが課題になりそうですね。

Waffleさんが実施されている中高生向けのアプローチは、まさに大学受験でイメージが固まってしまう前に手を打つという素晴らしい解決策なんですね。

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