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【0690】SDGs未来都市2021:沖縄県の取組

SDGs未来都市の2021年度版が選定されました。全部で31都市、10事例がモデル事業に選定されています。

それぞれの都市がどんなことを掲げているのか、モデル事業を中心に可能な範囲で調べてみました。

沖縄県の提案事業

沖縄県からの提案事業内容はこちら。

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沖縄は「県」としてのモデル事業採択。沖縄県としては、報道向け資料として、こんな詳細説明資料も準備されています。

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※リンクあり

誰一人取り残さない持続可能な「沖縄らしさ」の実現として、12項目の優先課題が挙げられています。性の課題から、健康・教育、持続可能な観光、環境や平和・人権など、確かに沖縄には歴史的にもこれらの課題を自分ごととして解決していく意志が生まれやすそうです。

沖縄らしい循環型社会モデルの構築

アクションプランとして具体的なものも描かれていて、

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①再生可能エネルギーの導入促進の実証事業
②フードネットワーク事業
③EVカーシェアリング事業

の3点が具体的な事業として検討されているようです。

①再生可能エネルギーの導入促進の実証事業

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離島を数多く抱える地理的特性から、電力の課題は特有のものがあるそうで、その解決も含めてクリーンエネルギーイニシアティブというものを策定しているようです。次世代エネルギーの将来像も書かれており、ここが経済発展の役割も担っていくことを見込んでいそうですね。

②フードネットワーク事業

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具体的かつ実効性も高そうだなと思うこのフードネットワーク事業。フードバンクと子ども支援団体等のつながりをつくり、フードロスをなくすネットワークを構成していくようです。地域でお互い様の環が広がりそうで、良い取組になりそうですね。

③EVカーシェアリング事業

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最後にカーシェアリング。沖縄内は移動に車が多いように思いますが、それをシェアリングでかつEV化することで、①の再生可能エネルギーの導入促進との相乗効果が生まれていきそうです。沖縄という閉じた場所でこの実証がうまくいけば、全国的にも参考になるチャレンジなのでは。と思います。

沖縄という地理的・歴史的背景を受け、持続可能な地方創生を目指す。その足がかりの具体化が進んでいっているようで、この観点での沖縄旅行も、ちょっと楽しそうかつ勉強になりそうですね。

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