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【0539】第4回ジャパンSDGsアワード:みんな電力株式会社

あけましておめでとうございます。今年はすっかり巣ごもり年末年始。

昨年末に第4回ジャパンSDGsアワードが発表されていたので、その受賞団体を見てました。※まだ外務省のページでは受賞理由などは公開されておらず、各社の取組と発表内容を調べてみた限りの内容になります。

SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞:みんな電力株式会社

実はこの「みんな電力」、大手印刷会社の新規事業担当だった方が、再生可能エネルギー事業会社として設立したのだそう。印刷という事業からの事業コンバートはなかなかの転地ですね。。

◯電気の生産者と購入者をつなぐ電力小売サービス「顔の見える電力™」

分散型発電に重要な役割を担っているみんな電力さん。現在150カ所以上の再エネ発電所と契約し、発電者の顔やストーリーをHPで公開しているそう。

↑このページで公開されています。

法人向けにはブロックチェーン技術を活用したP2P電力トラッキングシステムで、発電源を特定した再エネ電力の供給も行っているとのことで、これによって、「うちは100%再生可能エネルギーですよ」と発表することもできているんですね。

RE100に加盟しているアップルですが、そのアップルストアが入居することをキッカケにマルイグループが「みんな電力」に出資して、電力の購入先が再生可能エネルギーとして証明できるように切り替えるなどの動きも。

◯電力の見える化だけではなく、発電者の見える化を

電気がどんな作られ方をしているかという項目だけの見える化にとどまらず、発電者がどんな人で、どんな場所で、どんな発電の仕方をしているのか、ある種のコミュニティのような電気との関係性を紡ごうとしているようで、HPもそういった内容になっています。

モノでも「どんな作られ方をしたか知っているものは、捨て方や再利用の仕方も分かる」という話があり、これは電気でも同じことなのかもしれません。

自分で納得して選択できる透明性。それが色んな意識を変えていくことにつながるように思います。

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