見出し画像

【0907】第5回ジャパンSDGsアワード:株式会社シュークルキューブジャポン

第5回ジャパンSDGsアワード、受賞団体を見てましたシリーズです。※まだ外務省のページでは受賞理由などは公開されておらず、各社の取組と発表内容を調べてみた限りの内容になります。

特別賞:株式会社シュークルキューブジャポン

特別賞は7団体が受賞。1つ目はアフリカの未電化村落へ電気と通信を届けるシュークルキューブジャポンさん。

2018年4月より途上国における社会課題解決型事業として西アフリカの未電化村落へ電気と通信を届ける国際事業「「TUMIQUI(ツミキ)Project」( www.sucrecube.co.jp/tumiqui )を推進する日本発のスタートアップ企業です。現在はセネガル共和国に現地法人を設立し、現地 未電化・未電波村落に向け ①TUMIQUI Smart Kit(ツミキスマートキット)と呼ばれる携帯型太陽光発電と通信機器を組み合わせた小電力に特化した機材と、②TUMIQUI Digital Kit(ツミキデジタルキット)と呼ばれる固定型太陽光発電機器にアンテナ通信機器を組み合わせ域内限定の高速通信を提供するイントラネットサービス、この2つのサービスを展開しております。

上記サイトより

という事業をされているそうで、アフリカのリープフロッグにも寄与しそうな要になりそうな会社です。

○TUMIQUI(ツミキ)Project

こちらのサイト内に、この事業をはじめようと思った経緯なども記載されています。
その中でも、電気と通信のインフラを提供することでどんな未来像を見ているかが下記。

上記サイトより

最終的なアフリカ諸国の持続可能な発展を考えた上で、今「電気」と「通信」を整える。ということを考えられているそう。
そのキッカケとなったのも、「ただ暗いだけで命を落とすことがある」という無電化地域での夜の産婦人科での出産の状況を知ったことだったそうです。

プロダクトは下記のようなもの。

太陽光発電と充電器のセットで、簡単に様々な用途に電気を使えるようです。

○日本のインフラ技術の展開

2021年2月には関西電力さんと業務提携をしていたり、

代表の方もNTT Europe出身だったそうで、

日本でも安心安全な運用をずっと続けていけるような技術やノウハウというものが基盤にあるのかもしれないですね。

「アフリカ」と大きな主語で話してしまうと見えなくなっているところに、現地での解像度の高い取り組みを行うことで、ビジネスとしても地域貢献としても成立する、まさに持続可能な開発そのものだなと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?